<イベント報告・熊本>コラボ活動報告「地域(ローカル)と途上国(グローバル)の協力隊が開催されました!

2017年10月6日

JICAボランティアと地域おこし協力隊の共通点を話し合いながら探すワーク

ネパールで一村一品活動のため多くの地域の産物を見つけ出し加工指導をした本田さんの報告

質疑応答に答える発表者

2017年9月30日(土)泗水公民館にて、今年帰国したJICA海外ボランティア(青年海外協力隊、シニア海外ボランティア)の帰国報告と地域おこし協力隊の活動報告を合同で実施しました。

当日は熊本各自治体からの地域おこし協力隊として活動されている方や、開催場所の近くに住まわれている元青年海外協力隊の方など、31名の方々が参加されました。

最初に菊池市役所より政策企画課の坂口啓介部長より、「菊池市では熊本県内でも11人の地域おこし協力隊を受け入れており、それぞれに活躍されているが、菊池市の『つどう・つながる・つづける』の合言葉の下、グローカルな視点でJICAボランティアと地域おこし協力隊との新たな化学反応を期待しています」とご挨拶をいただきました。

JICAボランティアと地域おこし協力隊の概要を説明した後、ネパールの商工会会議所にシニア海外ボランティアで派遣された本田さんより、大分から世界へ広がった一村一品運動のネパールでの例と今後の課題をお話いただきました。

青年海外協力隊として助産師の任務でガボンへ派遣された坂口さんからは、現地での生活の中では食べ物の輸入が8割で、地元に特徴的なものがないこと、医療保健の活動からは、正しい知識を持っている人が少ない、若年妊娠で学校を辞めざるを得ない状況があることなどが課題としてあったそうで、そのために助産師の活動として教育を普及させるように教材つくりに取り組んだ報告をしていただきました。

休憩をはさみ、菊池市の地域おこし協力隊として現在活動されている村上さんからは、空き家対策の話を中心に、菊池市の魅力発信と地域交流としてIT関連の勉強会を開催するなど、現在の多岐にわたる活動を報告いただき、日本の地元の産物を海外(途上国)などで販売するなどの可能性があるのではと提案いただきました。

最後に大分の臼杵市の初代隊員の石橋さんからは、九州北部豪雨により大量の泥が流れ込んだ朝倉市の農地で、環境に強く、短期間で収穫できる「島らっきょう」栽培のプロジェクトについてご紹介いただきました。

後半のワークショップでは、青年海外協力隊の活動と地域おこし協力隊の活動を書き出し、その共通点と相違点をグループで話しながら分けていただき、グループ発表をしていただき、双方の共通点としてトライ&エラーの活動、現地(地元)の人の協力が必要なこと、地域に根差す交流があることなどがあげられ、それぞれのグループで多くの発見があったようでした。

最後にJICA九州の植村所長より、JICA事業でもグローカル協力隊の取り組みが始まったところであり、この集まりをきっかけに今後もこのような機会を積極的に作っていけることを希望します、との挨拶をいただきました。

参加された皆さんからは
「青年海外協力隊の方との貴重な交流の機会となりました、意外と共通点が多かったことに驚きましたし、とてもいい刺激になりました。またこのような集いがあることを希望します。」
「ただ活動報告する会でなく、青年海外協力隊の方々との活動と合わせて聞き、考え、意見しあうことでより印象に残り、参考になった。」
3時間とっていましたが「いろいろ勉強になりましたが、時間が足りませんでした。」
などの意見をいただきました。

私自身も、地域おこし協力隊の皆さんが「よそ者(他県の出身)」でありながら、たくさんの地域の人とつながり、地域のために活動されることなど、JICA海外ボランティアとの共通点を発見することができ、地域おこし協力隊に携わる方々に海外滞在経験者も多くいらっしゃったことに驚きました。
次回は、更に深化した交流や発見から連携の形が見いだせるような内容にして2月開催を目指したいと考えています。

開催にあたってご協力いただきました関係者の方々、ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。