「海外展開セミナー in 鹿児島」を開催しました!

「海外展開」と「人材確保」−ASEAN新興国ミャンマー・カンボジアへの展開事例−

2017年11月2日

そおリサイクルセンター 宮地社長

アジャスト 福留社長

林田産業 和中部長

 10月26日(木)、JICA九州は「海外展開セミナー in 鹿児島 『海外展開』と『人材確保』〜 ASEAN新興国ミャンマー・カンボジアへの展開事例 〜」を鹿児島市で開催しました。
 同セミナーは、途上国での事業展開に関心のある企業や関係機関等を対象に、第一部では多くの企業で課題となっている「人材確保」を、第二部では「タイプラスワン」として注目を集め始めているミャンマー・カンボジアを事例とした「海外事業展開」をテーマとし、50名を超える参加者の下、行われました。

 第一部では、まずJICA九州より「グローバル人材の活用」として、JICAが運営する国際協力キャリア総合情報サイト「PARTNER」を通した青年海外協力隊経験者等のグローバル人材の情報提供や人材獲得について紹介するとともに、企業の人材育成を目的とした「民間連携ボランティア制度」の活用方法について説明しました。
 続いて、有限会社そおリサイクルセンターの宮地光弘社長からは、同社がインドネシアで取り組んでいるゴミ収集・分別・リサイクル事業について紹介いただきました。同社では、「混ぜればゴミ、分ければ資源」を合言葉にゴミの分別による減量化ノウハウのインドネシアへの技術移転を図っており、インドネシアでの事業を推進していく人材を探している中で、「PARTNER」を活用して採用された経緯について紹介されました。実際に新しく採用された松井嘉彦様からは、これまでのご自身の海外経験を活かせる企業探しの観点から、「PARTNER」活用による適切な企業とのマッチングのメリットについてお話しいただきました。
 第一部最後は、鹿児島県産業立地課の後藤憲史係長より、鹿児島県の海外展開支援事業について、特に「グローバル人材活用支援事業」として企業と留学生のマッチング事業を紹介いただきました。

 第二部では、ミャンマーでの歯科医療サービス事業に関する案件化調査に採択された有限会社アジャストの福留博文社長より、ミャンマーとのつながりから案件化調査応募のきっかけ、採択に至るまでの過程をご紹介いただいたほか、ミャンマーへの日本式歯科医療サービス進出を通して、その経験を地元に還元したいという思いが伝えられました。
 続けて、カンボジアで汚泥の堆肥化事業に関する案件化調査を終了し、普及・実証事業に採択された株式会社林田産業の和中正嗣事業部長より、実際に肌で感じられたカンボジアの国民性や日本企業進出のメリット、留意点について紹介いただいた後、海外へ進出することが、会社にとっての自信と成長に繋がっていることをお話いただきました。
 最後に、JICA国内事業部からは、海外事業を成功に導くために「情報」「人・ネットワーク」「資金」が重要であることに加え、ミャンマー・カンボジアの課題とニーズ、具体的な展開事例について説明しました。

 アンケートでは、「海外進出を目指す企業への支援体制、人材育成としての活用など様々なチャンネルがあることを知り参考になった。」「事業に携わる生の声に触れることができ、その熱意や直面している問題など具体的な話が印象に残った。」といった声が挙げられました。
 今回のセミナー開催にあたり、後援いただいた鹿児島県、鹿児島商工会議所、鹿児島銀行、鹿児島相互信用金庫、南日本新聞社、鹿児島経済同友会、鹿児島県経営者協会、鹿児島県工業倶楽部、ジェトロ鹿児島、鹿児島県貿易協会をはじめ、多くの関係機関にご支援・ご協力をいただきました。
 JICA九州では、民間連携事業への地元企業等の関心と参加を高めて頂けるよう、継続して関連セミナーや講演会等の各種イベントを企画・実施する予定です。
 引き続き、より多くの方々の参加をお待ちしています!