<イベント報告・熊本>「世界で熊本で、今、エイズを考える」フォーラムを開催しました!

2017年12月27日

活動を報告する坂口さん

ワークショップの様子

ワークショップの後「わたしの宣言」を書いて頂きました。

12月16日(土)午後、熊本市国際交流会館の2階ラウンジで「世界で熊本で、今、エイズについて考える」と題したエイズ啓発フォーラムを実施しました。
12月1日の国際エイズデーをきっかけに、国際医療・国際看護に実際に携わった方々を講師に招いて開催したフォーラムには県内の行政の方や医療通訳の方など23人の方々に参加いただきました。

和歌山医療センターの益田充(マスダ ミツル)医師より、アパルトヘイトの思想が強く残る南アフリカでの医療や教育における人種差別や、タイの北部で結核患者もエイズ患者もベッド位置が違うだけで同じ空間に隔離されていた現状、貧困のため受診できない患者について当時の日記の内容に触れながら、国際医療に携わる難しさについてお話しいただきました。

青年海外協力隊としてガボンに助産師で派遣された坂口結映(サカグチ ユキエ)さんからは、同国のHIV感染者状況と坂口さんの学校や病院でのエイズ啓発活動などを報告していただきました。
また、熊本市の現状について、エイズ啓発やHIV検査相談などを担当している感染症対策課の泉真理子(イズミ マリコ)技術参事より「若い世代を中心に熊本でも感染する人がいる。治療しながら社会生活を送れるようになったが、やはり予防が重要」「世界的には新規感染者数が減少に転じている。エイズは死ぬ病気ではなくなったが、患者の寿命が延びたことで皮肉にも世界的に患者総数が増えている」という現状と行政の対策について説明いただきました。

その他、熊本大学の看護学専攻の学生4名からは、同大学の看護学生にアンケートで意識調査をした結果の報告がありました。
「多くの人に身近な問題として感じてほしい」「学校での継続した教育が必要」「義務教育終了後も継続した教育が必要」との提案をいただきました。

後半は参加者でワークショップを実施。最後に「わたしの宣言」として今の自分にできることを書いて宣言していただきました。

参加いただいた皆様お一人お一人が今後の啓発者となるよう願っています。フォーラム・ワークショップへの積極的なご参加ありがとうございました!

参加者のご感想
「専門職の方々の海外で活動されている実際のお話を聞くことができて大変有益でした。これからの取り組みに色々とヒントもいただきました」(50代・男性)
「男性の参加者が少なかったのが残念。男性の性教育対策なども課題かも」(40代・男性)
「熊本の梅毒感染患者の増加も含め、HIVについてポジティブに安心感を持ちすぎてしまう危険性を感じた。熊本市で実施している無料エイズ検査の方法や情報をもっと発信するために自分も協力することにします」(40代・女性)
「いろいろな職種の方々とワークショップをして、新鮮な意見やアイデアが聞けてよかった」(20代・女性)
「自分の子どもへのエイズ教育に役立てる知識を得られました」(30代・女性)