<地方創生への貢献に向けてVol.4>SDGs目標達成に向けた北九州市との連携取り組み

2018年2月28日

タウンミーティングにて約400名の北九州市民を前に研修を通じて学んだことを発表する高校生たち。JICA職員や「なんとかしなきゃ!プロジェクト」メンバーの矢野デイビット氏も登壇。

SDGs達成に向け世界の水環境改善について話し合う国際シンポジウムにて英語でプレゼンを行い、見事最優秀賞表彰状を受け取る西野友博さん。

 JICA九州は、九州の様々なパートナーと連携し、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)を原動力とした地方創生や、SDGsに向けた活動の担い手として次世代を担うグローバル人材育成の支援に取り組んでいます。
 SDGsの17のゴール達成に向けた取り組みは、地域における課題解決にも貢献し、地方の持続可能な開発を推進することから、各自治体にはSDGs推進による地方創生の展開が期待されており、北九州市も地元リソースを活用した独自の取り組みを行っています。
 今回は、SDGs推進の活動の一例として、北九州市上下水道局との地方創生への取り組みについてご紹介します。

【北九州市が実施する高校生向け研修を共催】
 2017年8月、JICA九州は上下水道事業・国際協力に対する市民の理解促進及び若い世代の育成を目的として北九州市上下水道局が企画した、高校生向け「上下水道ユース人材理解促進研修」を共催しました。北九州市とカンボジアで行われた研修の様子は、多数のメディアで報道され、地元の若者をはじめ幅広い世代に対し、SDGsのゴール 6(安全な水とトイレを世界中に)・9(産業と技術革新の基盤をつくろう)・11(住み続けられるまちづくりを)の達成に大きく貢献する、市の水分野における取り組みや国際協力事業について多くの市民が理解を深める機会となりました。

【次世代を担う地元の高校生たちが活躍】
 研修に参加した高校生たちは、2017年11月に北九州市内で行われた“SDGsと水環境のこれから”をテーマとしたタウンミーティング(市長・市民との対話集会)に登壇し、研修での体験を踏まえ学生の自分たちが国内外の持続可能な社会の実現に貢献できることとして、SNS・国際的なイベントを通じた情報発信や、水環境改善のための研究の深化を宣言しました。その後の具体的な活動として、明治学園中学高等学校の西野友博さんは、研修で得た情報をもとに校内でカンボジアの水環境改善案を作成し、2018年1月に京都大学で行われた国際シンポジウム(Water-Wise Innovation Challenge!!)にてプレゼンを行った結果、最優秀賞を受賞しました。

【SDGsを推進する北九州市との地方創生に向けた連携】
 2017年12月、北九州市は、環境未来都市としてこれまで取り組んできた官民連携による環境配慮型水ビジネス等の成果が、SDGs達成に貢献するとの評価を受け、内閣府より2017年度(第1回)「ジャパンSDGsアワード」の特別賞を受賞しました。
 JICA九州はSDGs推進にあたって先駆的な取り組みを続ける北九州市と連携し、地方創生への貢献に向けた国際協力を実施していきます。