<イベント報告・熊本>「このTシャツはどこからくるの?」ワークショップを実施しました!

2018年3月2日

例えば2,000円のTシャツだと原料費は20円の配分!?

3グループに分かれ、それぞれで意見を交換し合いました

最後にそれぞれの書いた自分にできるアイデアを全体で共有

2018年2月24日に熊本市国際交流会館にて隔月開催している「世界のキョリを縮めよう」でACE(下記リンク参照、世界の子どもを児童労働から守る国際協力NGO)が作成販売する教材「このTシャツはどこからくるの?」のワークショップを実施し、学生を中心に18名の方々に参加いただきました。

これは、私たちの生活に身近な洋服の原料となるコットン(綿)製品を通じてインドのコットン生産現場の児童労働について考え、問題解決に向けた行動を起こすきっかけづくりを目的に作られたものです。

大分県の佐保好信(サホ ヨシノブ)国際協力推進員 がファシリテーターを務め、元青年海外協力隊として「服飾」で派遣されたフィリピンでの活動紹介などを交えながら、参加された皆さんとワークショップを進めていきました。

1枚のTシャツの値段から原料や縫製、販売などにかかるコスト配分を知って驚いたり、グループ内でTシャツの生産、販売に関わる人々の立場をロールプレイし、消費者である私たちにも児童労働を生み出すきっかけがあるのではないか、などと論議することで、それぞれに新しい気付きがあったようです。


「お店に広告を貼って知ってもらう」「オーガニックコットン使用の製品に興味を持つ」「SNSで呼びかけて同年代に広める」「今日のワークショップをホームルームでやってみる」などなど、それぞれのグループで、社会や自分で取り組めるアイデアをたくさん出し、意見交換し合いました。

最後にこのワークショップを作成したNGO団体ACEによる児童労働の現場についての動画を視聴し、2013年にバングラデシュで起こったビル崩壊事件にも触れながら「自分たちが着ている服で誰かが悲しい思いをすることがない世界を誰もが望むのではないでしょうか?」と締めくくり、ワークショップを終わりました。

参加された方々の感想
「普段何気なく着ている服の裏側には過酷な児童労働で命が失われていることがわかりました。消費者、製造者、販売者、労働者の関係が密接に絡み合っていて、1つのことを解決するのは大変なことなんだと思いました。私はまず、自分の服を大事にすることからはじめていこうと思います。」(高校生・女性)
「児童労働者が日本の人口より多いこと、洋服の原料や付属品の値段が売値の1パーセントでしかないなどを知って驚きました。高校生の自分にできることは限られているが、1人1人が努力することで遠いインドの子ども達が幸せになれることを願って今日から少しずつ自分の周りから変えていきます。」(高校生・女性)
「正直、どうすればいいのかわからないと思いました。確かに長く使えるものを大事に使うことができればいいけど、新しく発売されるかわいいものは欲しいというのが本音です。早く大学で勉強してどうにか行動したいです。」(高校生・女性)

今回参加者の多くが高校生生徒でしたが、社会人の方からは、「学生が自分の意見を出し合う姿にリーダーシップを感じた」などの感想もありました。
国際理解・協力の第一歩はまず知ることからです。このワークショップをきっかけに、今後も参加された皆様がご自身でのアクションにつなげられることを願っています。

また、「世界のキョリを縮めよう」は来年度も引き続き隔月開催予定ですのでイベント情報をチェックいただき、参加することで自分と世界とのキョリを縮めていきましょう。

ご参加いただきありがとうございました。