「海外展開セミナーin大分-東南アジアへの展開事例を中心に-」を開催しました!

2018年3月27日

大分県国際政策課 徳野 満 課長

大学コンソーシアムおおいた
太神みどり 事務局長代理

立命館アジア太平洋大学
大嶋名生 課長

大分銀行国際営業室
趙 鏞俊さんと陳 暁さん

(株)日本テレコム 金子秀明 社長

(株)村上重機 村上直樹 部長

外務省 中島英登 首席事務官

大分銀行国際営業室
小野上達也 室長

 2018年3月8日(木)、JICA九州は「海外展開セミナーin大分『海外展開と人材確保』-東南アジアへの展開事例を中心に-」を大分市で開催しました。
 JICAは大分県内企業の海外展開支援の一環として、大分銀行と2017年3月に「業務連携・協力に関する覚書」を締結し、両者の強みを活かして県内企業の海外展開の促進に取り組んでいます。
 同セミナーは、大分銀行との共催の下、大分県内企業が課題としている「人材確保」と、海外展開先として関心が高い「東南アジア」をテーマとして、各支援機関より様々な側面からの情報をお届けしました。さらに、ベトナムで事業展開に取り組まれている法人2社から講師をお招きし、海外を目指すきっかけや、これまでの足跡、そして今後の展望ついてお話しいただきました。
 第一部の「グローバル人材活用・人材確保に向けた取り組み」では、大分県国際政策課の徳野満課長並びに、大学コンソーシアムおおいたの太神みどり事務局長代理より、大分県の取組み紹介として「留学生の県内定着に向けた支援事業」についてお話しいただきました。大分県内の外国人材の現状を説明いただき、留学生に関しては大分県が全国トップクラスのポテンシャルがあることに触れつつ、留学生の活用事例の紹介に加えて、「おおいた留学生ビジネスセンター」の紹介がありました。
 続いて、大学からの事例紹介として、立命館アジア太平洋大学(APU)の大嶋名生課長より、「APUのキャリア開発支援」についてお話しいただきました。大学の留学生の進路・就職状況と課題について説明いただき、特に、日本企業で働く留学生と外国人社員を部下に持つ上司の意識のギャップについての調査結果については、参加者の関心を引くものでした。加えて、APUの産学連携による海外展開の取組みについての紹介がありました。
 次に、県内企業による留学生就職の事例紹介として、大分銀行に就職した趙 鏞俊(チョウ ヨンギュン/韓国)さんと、陳 暁(チン ギョウ/中国)さんのお二人に、「おおいたで学び、おおいたで働く」と題し、留学先として大分を選んだ理由や、就職に至る経緯など、ご自身の経験をお話しいただき、加えて、留学生一般の日本での就職に対する考え方や意識なども紹介いただきました。
 第一部最後は、JICA九州より「グローバル人材活用の紹介」として、JICA九州市民参加協力課の江頭宏之課長から青年海外協力隊経験者の活用、国際人材の情報サイト「PARTNER」及び、民間連携ボランティア制度について紹介しました。

 第二部の「海外ビジネス展開~東南アジアを事例として」では、(株)日本テレソフト(東京都)の金子秀明社長から「点字プリンターを中心とした視覚障害者用福祉機器のベトナム国におけるビジネス展開の可能性と課題」についてお話しいただき、続いて、(株)村上重機(香川県)の村上直樹海外事業部長から「メコンデルタ地域における運河・水路護岸構築における地域改良技術の普及実証事業」についてにお話しいただきました。
ベトナムでの事業内容や、JICA中小企業海外展開支援事業応募・採択至るまでの過程をご紹介いただき、また、現地での失敗談も含めながら、海外展開に邁進している様子を話されました。加えて、JICA事業のメリットとデメリットについても忌憚なくお話しいただき、参加者にとっては、JICA事業の特性をより理解できる機会になったと思われます。
 次に、外務省国際協力局開発協力総括課の中島英登首席事務官から「ODAを活用した民間提案型事業の意義と概要」と題して、日本政府の施策や、多様な日本企業が活用できる支援メニューの紹介がありました。
 第二部最後は、JICA九州市民参加協力課の山下英志主任調査役より「ODAを活用した中小企業海外展開支援」として、今回のテーマである東南アジアについての概要や特徴及び、ビジネスしやすさ度合いなどについての説明。加えて、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン及び、タイでの展開事例を紹介しました。
 最後に、大分銀行法人営業支援部国際営業室の小野上達也室長より閉会の挨拶を頂き、セミナーを終了いたしました。
終了後も、参加いただいた企業の方々、関係機関の皆様方の間で、盛んに名刺交換が行われました。
 アンケートでは、「さまざまな機関の取組みが参考になった。」「大分銀行のお二人の経験談。企業お二人のベトナムでの事業展開事例の話が印象に残った。」といった声が挙げられました。
 今回のセミナー開催にあたり、後援いただいた大分県、大分市、大分商工会議所、立命館アジア太平洋大学、大分合同新聞社、ジェトロ大分、大分県産業創造機構をはじめ、多くの関係機関にご支援とご協力をいただきました。
 JICA九州では、民間連携事業への地元企業等の関心と参加を高めて頂けるよう、継続して関連セミナーや講演会等の各種イベントを企画・実施する予定です。
引き続き、より多くの方々のご参加をお待ちしています!