〈地方創生への貢献に向けてVol.5〉地域おこし協力隊と青年海外協力隊、2つの協力隊ができるコトをカタチにする!

第2回 地域(ローカル)と途上国(グローバル)の協力隊@熊本

2018年3月30日

地域健康プランナー(地域おこし協力隊)北里さんの活動報告の様子

ワークショップの様子

まとめ発表

 2018年3月15日(木)、第2回「地域と途上国の協力隊」合同活動報告&ワークショップイベントを菊池市生涯学習センター「キクロス」にて実施しました。
 日本政府の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」により、「地方創生」に向けた取り組みが本格化する中、JICAは「中小企業海外展開事業」「草の根技術協力事業」「研修員受け入れ事業」「ボランティア事業」などを通して、途上国も日本の地方も元気にする事業をさらに拡大しようとしています。日本の地方が持つさまざまなノウハウや経験を活用して JICAが実施している取り組みが開発途上国の社会・経済の発展のために役立つと同時に日本の地方活性化にも貢献しています。
 JICAの「ボランティア事業」により開発途上国での任務に赴き2年間の活動を展開する青年海外協力隊は、「地域に密着し地域の問題を解決する」という点で地域おこし協力隊との親和性があり、かつ互いに協力して双方の地域のための新たな活動に取り組めるのではないかとの考えから合同報告会を実施するに至り、今回は第二回の開催となります。
 第一回の開催では途上国地域の課題解決のために活動した青年海外協力隊の体験談報告と、菊池市で地域おこし協力隊として活動している方々の報告を聞き、参加者にワークショップ形式で共通性や現在と今後の課題を発見してもらいました。
 第二回となった今回は日本の各地の特色や取り組みをあぶり出し、地域おこし協力隊と青年海外協力隊とで協力してできるグローカルな地域おこしアイデアを参加者で作り出そう、という目的で開催しました。

 当日は熊本県内外より、地域づくりに関わる地域おこし協力隊の方をはじめ、菊池市の関係者、青年海外協力隊経験者など計24名の参加がありました。
 プログラムのはじめに後援いただいた菊池市役所 企画政策部 坂口啓介(サカグチ ケイスケ)部長より開会の挨拶をいただき、その後、帰国した青年海外協力隊2名と菊池市で地域おこし協力隊として活動中の方2名よりそれぞれの報告をしてもらいました。
 後半はJICA九州の担当職員より草の根技術協力事業の概要説明と併せて九州内自治体の実際の取り組みを紹介した後に、2グループに分かれワークショップを実施し、それぞれの地域にある特徴・魅力・課題を出し合い、意見交換を行いました。その後、出された地域の魅力を利用して、どのように地域の課題解決に途上国というフィールドが活用できるかについて、グループごとにまとめ、発表しました。
 1つのグループは「若者・子どもが自分の街に誇りを持てない」という課題に注目し、途上国と日本地域双方の子どもの交換留学をすることで街に誇りを持ち、帰ってくる街づくりを目指した取り組みについて、
もう1つのグループでは棚田や植栽など「水の活用」に注目し、水環境に対する日本の取り組み事例を途上国の人に視察してもらう、農家民泊の利用などのアイデアについてまとめ、発表されました。

 限られた時間内でそれぞれの多岐にわたる取り組みを出し合い、まとめ、JICA草の根事業などを活用した展開も含めてアイデア出しをするのは少し難しいと感じるところもありましたが、今後もこの場で出たアイデアや繋がりをきっかけとし、それらを広げていくフィードバックに取り組みたいと思います。
 遠方から来られた方々をはじめ、参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

 最後に、参加者よりいただいたアンケートをご紹介します。
「地域おこし協力隊と青年海外協力隊のマッチングにずっと興味を持っていました。みなさん情熱や夢を語るパワーに力をいただきました。」(20代・地域おこし協力隊)
「海外に住んでいたこともあって、地域と海外をつなげるのも面白いと思った。いろんな意見が聞けてよかった。これからいろいろな事で連携できるところまで企画・運営できるようにしていきたい。」(30代・地域おこし協力隊)
「青年海外協力隊に参加する動機など、気持ちや悩みの部分も聞いてみたかった。ワークショップの出口がイマイチまとまらず少し消化不良。地域×海外のかけ算をテーマに双方にどんなメリットがあるかもっと掘り下げたい。」(30代・地域おこし協力隊)
「菊池市地域おこし協力隊の方々の活動をじっくり聞く機会になり、また菊池市出身者として、菊池の自慢できる良いところを外からみた視点で、伝え、具体的活動を知ることができ、菊池市民にもっと知らせなければと思った。元JICAボランティアとして、国内外の違いはあれ、地域の財産を活かしていくということでは一致し、今後も菊池市で頑張っていきたいと思うことができた。」(50代・元JICA海外ボランティア)