<イベント報告・熊本>エイズフォーラム&パネル展「世界で熊本で、今、エイズを考える」を開催しました

2018年6月19日

フォーラムの様子

ワークショップの様子

フォーラムを終えてHIVエイズに対する思いを参加者に書いていただきました

「1日4人」これは何の数字かご存知ですか?
日本での年間HIV新規感染者数だそうです。

国の定めるHIV検査普及週間(6月1~7日)に合わせて2018年6月9日(土)熊本市国際交流会館2階ラウンジにて、エイズフォーラム「世界で熊本で、今、エイズを考える」を開催しました。
国際医療、エイズ、性の多様性への理解という3つの視点から、世界や熊本の現状を知り、身近にできることを考えることを目的にプログラムを構成し、看護学生や高校生、教職員、医療職の方など31人の方に参加いただきました。

JICAについてや、JICAの取り組みなどを阿南(アナン)国際協力推進員 から説明した後、熊本市感染症対策課 泉 真理子(イズミ マリコ)参事より、世界のHIV/エイズの歴史や感染者数推移などのグラフを表示し、問いかけながら、基本的な情報・知識を知っていただきました。

次に、阿南推進員より感染症対策のため青年海外協力隊員として派遣された3人の活動について、それぞれの隊員の任国ニジェール、ボツワナ、ガーナのHIV/エイズの現状と課題について紹介し、
異性間性感染症が多いこと、貧困、教育、ジェンダーなどそれぞれの要因が相互に関係していることなどを各国で比較しながら説明しました。

続いて泉参事より熊本市のHIV/エイズ対策について、データを見せながら現状を説明し、学校での啓発活動、街頭キャンペーン等の取り組み状況や実際にHIV検査を受けるにあたってのフローをわかりやすく紹介いただきました。

そして熊本大学医学部看護学生より、大学生らを対象に行ったエイズ、LGBTについての意識調査アンケートについてまとめたものを紹介いただき、「親近感と知識を持つことが大事である」と発表されました。

参加者の皆様には前半で得た情報や学びをグループワークで意見交換し合いながら、HIV/エイズ感染が収まらない要因、どのような要因が関係しあっているか、なぜそう思うのか、今後自分がどう取り組んでいくかを模造紙に書き込んでいただき、発表いただきました。

最後に、同時開催していたパネル展のコンセプト「HIV×(日常)×わたし。」にあわせて、エイズを身近に考えてもらうため、( )内に自身の言葉を入れて記念撮影をしました。

参加された方の感想
「エイズが多い国では男性上位などの社会性や文化が大きく関わっていることを初めて知った。フォーラム前は日本の中で熊本にエイズ患者や感染者が多いと思っていたが、実際は東京、大阪などに多い事を知った。」(20代男性・看護専門学校)

「HIVは怖い、というイメージとU=U(きちんと治療を継続すれば人にうつさない)というイメージが対抗しているな、と思った。」(20代女性・看護学生)

「アンケートに参加し、レッドリボンのバッヂをもらったが、その意味を正しく知らなかったのでフォーラムに参加した。ワークショップで意見交換できたのもよかった。」(20代女性・教育学部大学生)

「アンケート調査でLGBTに対してプラスのイメージを持っている人が意外と多かった。テレビの中で有名人のカミングアウト等から知る人が多く、啓発活動の意義を実感した。」(20代女性・看護学生)

「まだまだHIV、LGBTの正しい知識がきちんと浸透していないということを知り、今日学んだ多くのことを身近な人から伝えていきたい。自分には関係ない、、、と思わずにこれからはきちんとそのような課題に向き合っていけるような社会になればいいなと思いました。」(10代女性・高校生)