<イベント報告・熊本>「援助する前に考えよう」ワークショップを実施しました

2018年6月26日

ワークショップの様子

フォトランゲージの様子

2018年6月23日に熊本市国際交流会館にて隔月開催している「世界のキョリを縮めよう」で「援助する前に考えよう」ワークショップを実施し、学生や一般の方々13名に参加いただきました。

これは、熊本県の阿南(アナン)国際協力推進員が自身の参加した青年海外協力隊のニジェールでの活動や体験を通して、「支援すること」と何か、どんな支援が必要なのかを参加者の皆さんに考えていただき、これをきっかけに今後の行動変革や考え方に少しでも影響を与えて欲しい、と企画したものです。

ニジェールの簡単な紹介ののち、3つのグループに分かれて写真を用いてフォトランゲージ(画像のイメージを題材に、気付いたことや状況を書き出して意見交換する参加型学習手法)を用いたり、「お金やモノをあげるだけでは根本的な解決にならない。」と実際の出来事と生活の中で葛藤していたあるニジェール隊員の日記を読んで、自分だったらどのように考えるか?ということについてグループ内でそれぞれの意見を共有していただきました。

また、熊本地震の体験を振り返ることで「支援された出来事」の経験を参加者にだしてもらい、その時の気持ちをポジティブとネガティブで分けていただき、その気付きを全体共有しました。
・人とのつながりが大事だと気付いた
・まさにコレが必要!という支援はありがたかったが、ニーズ調査もなく想像で送られてくる支援物資の振り分けが負担だった
などの意見があり、予期しない天災での支援と国際協力における支援について、状況は違うけれども、やはり「相手がどのような支援を求めているのか」をきちんと知り、継続的な支援をしていくシステムを作るのが必要ではないか、という方向にまとまりました。

最後に参考資料を紹介、お渡しし、参加者それぞれが今後どのような支援をするか、そのために必要な事について個人レベルで考えていただき、ワークショップを終了としました。

参加された方々の感想
「自分がこれまでにしてきたボランティア(金銭的)は、単に自己満足であったことに気付いた。金銭的支援をするだけでなく、支援先の置かれた状況を知ったうえでその支援先に通じた支援をすることが大切だと思った」(高校生・男性)
「今回あまり考えることのない支援される側の立場について考えたことで、改めて国際協力における支援を今後どうすべきかを議論していくことが必要だと思った」(20代・男性)
「考えることには限界があり、自分のできることを実行していくことを大切にしたいと思った。世界って広いなぁと思っていたけれど、身近な支援って知らないだけでちゃんとあると思った。」(高校生・女性)

隔月実施している「世界のキョリを縮めよう」セミナーですが、さまざまな立場や年齢の方が小規模ながら集まって世界のこと、身近な事について意見交換している様子をみると、熊本でこのような場づくりに関われることを幸運に思います。

具体的な支援のシステム、現状まで知りたかった、というご意見もありました。
JICAの支援取り組みについては当ホームページ内に特集もされております。
どのような支援・援助が行われているか、リンク先にてぜひ調べてくださいね。
また、実際の支援取り組みについてもより広くお話できる機会を作っていければとモチベーションにつながりました!

予定の終了時間より大幅に時間がはみ出してしまい、大変ご迷惑をおかけしました。
参加された皆様、本当にありがとうございました。