大洋州のJICA長期研修員が「オセアニア・ウィークin APU」に参加しました。

2019年7月10日

ショーの様子

左から、クック諸島のメリタさん、ソロモンのエラさん、ニウエのロアさん

物産展の様子

JICAの研修には世界各国から年間約1万人が参加していますが、このうち、「長期研修員」は全国各地の大学院に在籍して学位取得を目指し、日々勉学に励んでいます。

2019年6月17日から21日に、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)で、「オセアニア・ウィークin APU」が開催されました。これはオセアニア学生協会の主催により実施されたもので、同大学で学ぶJICAの長期研修員(太平洋島嶼国リーダー教育育成プログラム、通称P-LEADS)も参加しました。

初日の17日に行われたミニパレードでは、クック諸島のメリタさんがマオリダンスを披露しました。18日には学内のカフェで物産展が行われ、民芸品だけでなく、オセアニアの詩や歌がカフェを訪れた多くの学生たちに紹介されました。

20日には学術発表会が行われ、そして最終日の21日には行動で華やかなショーが開催されました。ショーにはニウエのロアさん、ソロモン諸島のエラさんが美しいダンスを披露するとともに、観衆にもダンスを教えながら、一緒に踊り、会場は盛り上がりました。

現在APUにはオセアニア地域から5名のJICAプログラムの留学生が学んでいますが、うち4名がこの秋に学位を取得し、帰国予定となっています。帰国後はそれぞれの母国、それぞれの分野で、若手のリーダーとしての活躍が期待されています。今回の「オセアニア・ウィークin APU」を日本での良い思い出の一つにしつつ、残りの期間、もっと多くの思い出ができることを願っております。