アフリカビジネスセミナーin大分&カメルーンビジネスミーティングを開催しました。

2019年7月11日

ビジネスセミナーでカメルーンについて説明する増田JICAカメルーン事務所長

個別面談でカメルーン企業と商談をする企業関係者。正面で話しているのがFACO会長・(株)TMT Japan社長の横山氏

6月18日、大分市において、日本貿易振興機構(ジェトロ)大分貿易情報センター・ 国連開発計画(UNDP)・駐日カメルーン共和国大使館・大分-カメルーン共和国友好協会(FACO)との共催で「アフリカビジネスセミナー」を開催しました。セミナーには、九州を中心としたアフリカでのビジネス/アフリカへのビジネス進出に関心がある日本企業の他、カメルーンビジネスミーティングのために来日したカメルーンの企業団8社9名も参加しました。

セミナーでは、JICAより、カメルーンの社会文化や経済・ビジネス環境に関するプレゼンテーション、TICAD VIIに向けてのイノベーション/民間を起爆剤としたアフリカ開発の推進への取組の紹介のあと、JICAとUNDPそれぞれの海外展開支援事業に関する紹介を行いました。

また、JICAの支援事業を活用してアフリカに進出した事例として、ミナミホールディングス株式会社(福岡県)のウガンダでの、エコステージエンジニアリング株式会社(福岡県)のモロッコでの取組が、それぞれの国に進出することになった経緯や現地活動の様子等も織り交ぜながら紹介されました。

参加者からは、「アフリカの成長と可能性を感じた」、「日本企業がアフリカで活躍できると感じた」「企業の進出事例を日本発イノベーションととらえた」等の感想が寄せられ、アフリカビジネスを身近に感じて頂く機会となりました。

午後から行われたFACO主催のビジネスミーティングでは、カメルーン各社のプレゼンの後、日本企業とのマッチングが行われました。カメルーンビジネスパーソンたちの「今回必ず何かを持って帰る!」という強い意志と積極的な交渉に、会場の熱気は急上昇。19日、20日には引き続き個別商談や企業訪問が行われ、日本・カメルーン両企業にとり、刺激的で有益なビジネスアイディア交換の場となりました。

SDGs(Sustainable Development Goals:持続的開発目標)の達成のための取組が、文字通り「持続的」になるためには、一方的な援助、協力だけでなく、双方がビジネスパートナーとして、Win-Winの関係を築くことが重要です。今回のセミナーとビジネスミーティングは、そのような関係構築の一歩を踏み出す機会となりました。