<イベント報告・大分>「JICA海外協力隊 説明会・応募相談会」を開催しました!

2019年10月9日

事業概要説明の様子

コミュニティ開発隊員の活躍について話す坪井専門家

元青年海外協力隊員による体験談(モザンビーク)

元青年海外協力隊員による体験談(モンゴル)

応募相談・質問タイムの様子

 9月14日(土)、大分市のiichiko総合文化センター地下1階の映像小ホールにて、「JICA海外協力隊 説明会・応募相談会」を開催しました。
 
 14時より開始し、2時間40分に及んだプログラムの中では、ボランティア事業および2019年度秋募集の概要説明、JICA稲作専門家による講話、協力隊体験談の発表、そして応募相談を行いました。

 事業概要の説明では、事業の目的や派遣職種、職種の選び方のポイント、派遣中の体制や帰国後の進路状況などについて、網羅的に知っていただく時間を持ちました。また、今回の秋募集の応募区分や「よくある質問」について、説明しました。
 
 JICA稲作専門家による講話では、JICA稲作上級技術アドバイザーで杵築市出身の坪井達史(つぼい たつし)専門家をお迎えし、『アフリカにおける日本の稲作支援に携わっているコミュニティ開発隊員について』と題し、お話をいただきました。坪井専門家は約20年間に渡ってアフリカ3か国(ウガンダ、コートジボワール、ガーナ)で活動されてきたご経験の中で、現地において、稲作支援のために派遣された多くのコミュニティ開発隊員(旧村落開発普及員)と接してきました。そのご経験を踏まえ、アフリカにおける稲作支援の重要性とボランティアが貢献できる可能性の大きさについて、各種映像を交えながら、お伝えいただきました。
 
 協力隊体験談では、元青年海外協力隊員2名が派遣国の民族衣装を着て登場しました。2018年に2年間の活動を終えてモザンビークから帰国した豊後大野市出身の羽田野直子(はだの なおこ)さんは、青少年活動の職種での活動内容や想い、日本文化を伝えたことや生活の様子などについて、話しました。また、2012年に2年間の活動を終えてモンゴルから帰国した大分市出身の渡辺了孔(わたなべ りょうこ)さんは、派遣前の仕事や視聴覚教育の職種での活動、現地の人々との交流や帰国後の進路などについて、話しました。

 プログラムの最後には、少人数に分かれて、座談会形式での応募相談と質問の時間を約50分間、たっぷり確保しました。和やかな雰囲気の中、経験者に直接、ざっくばらんに様々な質問が投げかけられていました。終了後のアンケートでは、本説明会を経て「応募したくなった」と答えて下さった方の中から、その理由として、「自分も何か人や国の役に立つ仕事をしたいと思ったから。」という声も聞かれました。

 ご来場下さった13名の皆様、ありがとうございました。10代から60代までの幅広い年齢層の方々に県内各地よりお越しいただき、参加を真剣に検討されていて、とても嬉しく、実施して本当に良かったと感じました。

 JICAデスク大分は、今後も県内において、積極的にボランティア事業の説明会や応募相談会を実施していきたいと思います。