JICA九州設立30周年記念イベントを開催しました！

JICA九州は、「九州と世界を結ぶ架け橋」として1989年に設立され、本年で30周年を迎えました。これまで当センターの事業にご協力いただいた地域の皆様への感謝の気持ちを込めて、10月5日（土）に30周年記念イベントを開催しました。当日は多くの皆様にお越しいただき、様々なウェルカム企画で大いに盛り上がるイベントとなりました。当日実施された企画をご紹介します！　

スタンプラリー

幅広い年代の方にご好評いただいたスタンプラリーでは、景品として世界の民芸品をプレゼント。思わず笑みがこぼれる珍しい品々に、来場者とJICAスタッフの会話も弾みました。

世界の民族衣装試着

民族衣装の試着コーナーでは、色鮮やかな衣装に身を包み、写真撮影を楽しむ姿が多く見られました。通気性に優れたアジア・アフリカの衣装や、デザイン性豊かな中南米の小物などを通じ、異文化に触れていただく機会となりました。

パネル展示

官営八幡製鐵所をはじめとする世界遺産「明治日本の産業革命遺産」（提供：北九州市）や、「八幡の歴史と近代建築」（提供：西日本工業大学）のパネル展を開催。日本の産業の近代化に貢献した、北九州市や八幡の歴史は、地元の方のみならず市内在住の外国人やJICAの研修員からも高い関心を集めました。

JICA海外協力隊事業やSDGs（持続可能な開発目標）の各ゴール達成に向けた取り組み紹介パネル展では、世界が抱える問題を自分ごとと捉え、私たちができることは何かを考えていただくきっかけとなりました。

物品販売

物品販売ブースでは、JICA海外協力隊帰国隊員や、国際協力活動を実施する高校・大学が開発した商品を販売。各団体（文末にご紹介）の活動を興味深く聞かれる方も多く、商品を通して国際協力の大切さを知っていただく貴重な機会となりました。

映画上映

モンゴルで野球の指導に奮闘した青年の活動を記録したドキュメンタリー映画「モンゴル野球青春記」では、多くの映画ファンにご参加いただきました。上映後、「この作品は二度と作れない」と断言した監督の武正晴氏（代表作「百円の恋」他）、原作者の関根淳氏夫妻、JICA海外協力隊OBの坂本毅氏をゲストに迎え、トークショーを実施。撮影秘話や当時の苦労話のほか、国際協力の醍醐味について、熱いトークが繰り広げられました。

また、キッチン付廃油カーで廃棄食材料理を届けながらヨーロッパを巡る旅を追ったドキュメンタリー映画「0円キッチン」では、上映後にJICA海外協力隊帰国隊員（OB）の体験談と相談会を開催し、活発な質疑応答が行われました。

広島の原爆投下時、広島赤十字病院で被爆者の治療にあたった内科医の孫であるスイス人女性監督が描いたドキュメンタリー映画「太陽が落ちた日」では、「平和について改めて考えるきっかけとなった」、「多くの人が観るべき映画」とのコメントが寄せられました。

南インド古典舞踊

南インド古典舞踊バラタナティヤム公演では、小学生ダンサー富安カナメさんの優雅で力強い踊りに同世代の若者をはじめ、多くの来場者が魅了されました。

ラテンアメリカンナイト

ラテンアメリカンナイト（南米風舞踏夜会）では、当センターフロントスタッフがボーカルを務める「チャーリー久保田と中川ストリートバンド」とサルサバンド「Pinto Con Pintura」による演奏とダンスパーティを開催。会場は熱気あふれる雰囲気に包まれ、地域の方々の交流の場としても大変盛り上がりました。

来場者アンケートでは、9割超の方から「楽しかった」との感想をいただきました。また、「センターを身近に感じるきっかけとなった。もっとこのようなイベントを実施してほしい。」、「今回のイベントを機に、食堂や図書館等のセンター施設を利用してみたい。」、「世界について興味が高まった。各国の研修員と交流してみたい。」などの声が多数寄せられ、当センターや開発途上国について広く知っていただく機会となりました。
今後も当センターは、「世界で役立つ　九州が役立つ」のミッションのもと、九州各地の特色を活かした国際協力を推進するとともに、国際協力を通じた地域の活性化や地域との連携を深めていく活動を行ってまいります。引き続き皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

今回物品販売でご協力いただいた方々
平川農園：クッキー、ジャム、パイ
宮崎学園高校インターアクト部：アフリカの布を使ったエコバック
近畿大学産業理工学部経営ビジネス学科:フェアトレードコーヒー（おかげさまコーヒー）
わがえん茶：鹿児島県枕崎の緑茶
都農ワイン：ワイン
バンベン：塩
バオバブサンライズ：バオバブパウダー、バオバブオイル