「第9回中南米日系社会との連携調査団」2020年2月に13社を派遣

2020年1月28日

九州からも2社がブラジルへ

国際協力機構(JICA)は、2012年度より「中南米日系社会との連携調査団」の名称で、中小企業によって構成される調査団を中南米に派遣しています。毎回、多くの企業様から関心をお寄せ頂いており、今回も優れた技術・製品を有する40社超の企業様から応募を頂きました。その中からこの度、2020年2月にブラジルに派遣される13社が決定しました。九州からは、以下の2社が同調査団に参加致します。
川原茶業株式会社:佐賀県
株式会社アグリツリー:福岡県
ブラジルは世界第5位の面積(日本の22.5倍)と人口を抱え、世界第9位(2018年:IMF)の経済規模を誇り、グローバル・プレーヤーとしての国際的地位を高めています。戦前、戦後に日本からブラジルに移住した日本人を中心に、世界最大の日系人コミュニティ(約200万人)が形成されており、日本とブラジルをつなぐ架け橋として重要な役割を果たしています。現地で用いられる「ジャポネス・ガランチード(Japonês garantido):日本人は信用出来る」との表現が、日系人がこれまでブラジルで築き上げてきた信頼と功績を物語っています。
両社は約2週間となる滞在期間中、日系団体・企業等を訪問して情報収集を行う他、自社製品のプレゼンや現地関係者との意見交換を行います。本連携調査団を足掛かりとして、その後のJICA「中小企業・SDGsビジネス支援事業」への採択や、現地法人設立につながる事例も出てきており、参加企業の今後の動向が注目されます。

【概要】
調査期間:2020年2月1日(土)~2月17日(月)の17日間
派遣国・州:ブラジル(サンパウロ州、パラナ州、ミナス・ジェライス州)
※これまでの派遣実績及び成果については、以下リンク先をご参照ください。