ビエンチャン市のシティバスの利用促進に向けて -プロモーション動画を公開-

2019年4月16日

ラオスの首都ビエンチャンでは、年々進む都市化と人口の増加、経済活動も活発化する中で、乗用車、モーターバイクなどを利用する人が増え、車両登録台数が2005年の20万台から10年間で70万台へと急増しています。そのため、都心部では朝と夕のピーク時を中心に渋滞が発生していて、公共交通のシェアの拡大が必要とされている。

そうした背景から、2012年から「ビエンチャンバス公社能力改善プロジェクト」を実施し、バスサービス改善に向けて、公共バス交通に関する適切な公共交通政策と計画の策定にかかる技術協力を行いました。さらに無償資金協力によるバスも供与され、また京都市からは日ラオ友好の記念に中古バスが送られました。

2016年からは、日本の中小企業とも連携し、バス運行のサービス水準の向上や財務改善を含むバス公社運営体制の強化を通して、公共バス交通の利用促進を図ってきたところです。

バス利用促進の一環として、ラオスの人々にバス利用のメリットを伝えるため、プロモーション動画を制作しました。3月に完成し、現在はラオス国内にてSNSを通じて拡散中です。

更には今年4月から開始した「持続可能な都市交通システム能力向上プロジェクト」で、新たな交通政策策定を支援していくことにより、ビエンチャン市の渋滞解消に繋げていきたいと考えています。

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