新型コロナウイルスに関する院内での青年海外協力隊員の取り組み

2020年3月13日

チャンパサック県病院配属の吉田裕美子です。チャンパサック県病院ではPPE(個人防護具)の適切な使用方法の勉強会が看護部主体で開催されました。

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私はWHOが発行したポスターの手順に基づいて、ガウンテクニックやマスクの適切な装着方法について助言しました。また昨年実施した衛生学的手洗いの方法について知識の再確認を行いました。コロナウイルスは飛沫感染、接触感染が感染経路だと言われています。またエンベロープウイルスであるコロナウイルスにはアルコール70%を使用した手指消毒が感染対策として有効です。アルコールがウイルスの膜(エンベロープ)を破壊し、ウイルスを不活化してくれます。

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中国では医療従事者への感染も認められています。治療に当たった医師が死亡する例も確認されています。新型コロナウイルスに限らず、病院で働く同僚たちが、適切なスタンダードプリコーション(標準予防策)を実践し自分自身の健康を守るだけではなく、他者への感染を予防する行動をとれるように働きかけたいと思います。