ボランティア活動報告

平成20年度2次隊 田中 美和 隊員(助産師)

Q1.普段どのような活動を行っているのですか?

ビエンチャン特別市内の他の4つの郡と保健局と協力し、地域母子保健改善プロジェクト(通称POMOSO)の活動をしています。村で村民のために無償で働いてくれているヘルスボランティアを対象に、母子保健に関するトレーニングを行ったり、郡病院スタッフと村を巡回し、5才以下の子どもの健康診断・妊婦健診・健康教育を行っています。村落巡回などの活動がないときには、郡病院の母子保健課で、妊婦健診や予防接種、分娩の間接介助を行っています。

Q2.どのようなところに活動の難しさを感じていますか?

赴任する前から、文化や風習の違いがあることはわかってはいたものの、実際一緒に活動をする中で、看護の考え方の違い、基礎教育の違いなどから、伝えることの難しさを感じました。

また、計画を立てていても、病院やスタッフの都合ですぐに中止や延期になってしまったり、活動の直前になるまで準備に手をつけないため、ラオス人のペースで準備することが難しかったです。

Q3.最も印象に残っていることはどんなことですか?

乾季の寒い日に、郡病院で1700gの赤ちゃんが産まれました。郡病院ではフォローができないので、市内の大きな病院に行くことを勧めましたが、「お金がない。」という理由で、家族は赤ちゃんを連れて家に帰ってしまいました。私は、気候や赤ちゃんの大きさから、このまま生きていくことができるか不安に思いましたが、3ヵ月後に、その赤ちゃんが大きくなって予防接種に来てくれました。結局大きな病院には行かず、家で育てたそうですが、その元気な姿にラオスの赤ちゃんの生命力の強さを感じました。

Q4.活動を通して学んだことは何ですか?

自分の考えを伝えることや継続することの大切さと、その難しさ。小さなことにとらわれず、「ボーペンニャン。(=気にしない、大丈夫)」というラオス人の懐の深さ。家族や人と人とのつながりの大切さ、温かさ。自分はまだまだ未熟だなということ。

Q5.ボランティアを志す方々に一言お願いします。

この2年間は、日本では味わえない貴重な時間だと思います。現地の人と同じ言葉を話し、同じものを食べ、一緒に暮らすという経験を通して、ラオスの人だけでなく、自分についてもじっくり見つめなおすことができました。そして国外に出たことで、自分が日本人であること、日本という国の良さや問題についても、今までと違った目で見られるようになったと思います。

元気な体とやる気さえあれば、ぜひ挑戦してみてください。

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トレーニング

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ラオスの風景(1)

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ラオスの風景(2)

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健康教育

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健康診断