ボランティア活動報告

平成20年度2次隊 田中 和子 隊員(助産師)

Q1.普段どのような活動を行っているのですか?

普段は妊婦健診や予防接種などの郡病院の勤務に従事しつつ、ときどき郡病院スタッフとともに巡回型の活動を実施しています。村落ヘルスボランティアや伝統的産婆と呼ばれる人たちをキーパーソンとした草の根レベルの活動を実施し、地域母子保健の改善を目指しています。具体的にはキーパーソンへのトレーニング、巡回診療、健康教育などを実施しています。

Q2.どのようなところに活動の難しさを感じていますか?

ラオ人との仕事に対する姿勢や価値観の違いに悩みました。とくに時間的志向の違いに慣れるのに苦労しました。計画を立案してもなかなかその通りに活動を実施することはなく、前日や当日の急な変更はしょっちゅうでした。“ラオ人は時間に捉われることなく、柔軟にいろいろなことに対応できる民族なのだ”とポジティブに考えるようすると少し楽になりました。

Q3.最も印象に残っていることはどんなことですか?

カウンターパート病休中にバイクで1人で行った初めての村落巡回です。村の女性たちは村内で8人、9人子どもを生み、子どもたちは不衛生な環境におかれ食生活も貧しく、その現実にショックを受けましたが、同時になんとかしなきゃいけないというファイトが沸いてきました。あとで保健局のカウンターパートに道もよく知らないのに林の中を1人で行くなんて危ないじゃないかとすごく叱られましたが一番印象に残っている思い出です。

Q4.活動を通して学んだことは何ですか?

活動はラオ人あってはじめて成り立つもので、一人よがりの活動では決してうまくいかないということです。一緒に活動してくれたCPやプロジェクトで関わった無償で働いてくれる村落ヘルスボランティアたちには本当に感謝しています。

Q5.ボランティアを志す方々に一言お願いします。

ボランティアの活動は地道で大きな成果につながらないかもしれませんが、そこにいる人が必ずみてくれています。言葉ではうまく伝えられないことも活動を通して理解しあえることがたくさんあり、喜びをみんなでシェアできるのはそこに住み地域の人と一緒に活動するボランティアだからだと思います。

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村落ヘルスボランティアにトレーニング修了書を渡しているところ

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村落巡回で妊婦健診をしている様子

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帰国間際の巡回健康教育のあとカウンターパート、村落ヘルスボランティアたちとともに食事をしているところ