ボランティア活動報告

平成21年度1次隊 玉置 泰子 隊員(看護師)

Q1.普段どのような活動を行っているのですか?

県庁所在地から25キロほど離れた郡保健事務所の母子保健課で基礎的な知識の提供・健康教育の推進に携わっています。妊婦とその家族対象に健康教育イベントを実施した他、地域活動では、9か所のヘルスセンターにも健康教育を推進しその指導巡回や母子統合サービス提供のための村巡回を行っています。また基礎看護技術研修会の開催や記録の見直しなどの業務改善や、ゴミの分別・日々の清掃・庭への花木植えなど環境整備を行っています。

Q2.どのようなところに活動の難しさを感じていますか?

「計画性がないところ」。急に予定が入って活動が制限されることがありました。郡なので県からの情報が前日になって届くことがあるので振り回されます。また、郡のスタッフ自身にも計画性のないところ。前もって準備をするということができず当日混乱したり、急に準備もなし実行するため不足が目立つことが多々ありました。「計画立てて行動する」ということを伝えても、うまく伝わらず、ラオス人のペースに乗ることが難しかったです。

Q3.最も印象に残っていることはどんなことですか?

赴任当初病院敷地内のゴミが多く、環境整備を計画書にあげたのですが、「こんな恥ずかしいことJICAに提出しないで」と上司が不機嫌になったことがありました。その上司が今は環境整備を何より気にかけてくれるようになり、先日もポイ捨てされている道端のゴミを見て、「汚いね。病院はヤスコのおかげできれいになったね」と話してくれるようになりました。活動にも協力的でなく活動が阻まれていましたが、最後になりようやく巡回活動に自ら同行したいと言ってくれるようになったり、私の意見にも耳を傾けてくれるようになりました。この人は絶対変わらないと壁を作っていたのは自分自身だったのかもしれません。

Q4.活動を通して学んだことは何ですか?

「自分の視点だけで物事を見ないこと」

日本では正しいことも違う方面からすると正しくないこともあります。ここは日本ではないのだと一歩引いてみてみることも大事だと言うことを学びました。

「途上国だから貧しいというわけではないこと」

ラオス人はみんな助け合って生きていて、家族をとても大事にして生活しています。気持ちがとても温かくなります。日本には多くの高齢者が一人で生活しているけれど、ラオスにはそんな人いないだろうなと思います。どっちが豊かなのだろうと分からなくなりました。

Q5.ボランティアを志す方々に一言お願いします!

見知らぬ土地で生活し、全く異なった価値観の人々と一緒に働くことは、決して楽しいことばかりではありませんが、帰国が迫るころになるとこの第二の故郷の全てが愛しく思えるはずです。ここで得た様々な経験、たくさんの仲間は何ものにも変えられない人生の財産になるはずです。長い人生の中のたったの二年、意外と早いものですよ!思いきって視野を広げる旅にチャレンジしてみてください。

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母子保健課で健康教育

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ヘルスセンターでの健康教育指導

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庭の花植

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ポントーン郡スタッフ

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船で40分ヘルスセンター巡回

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基礎看護技術研修会