ボランティア活動報告

平成21年度2次隊 伊勢 寛 隊員(環境教育)

Q1.普段どのような活動を行っていたのですか?

任期前半は、SVの方々に炭焼きを学び、任地に窯を建てて炭焼きをしていました。自分で焼いた竹炭を用いて排水の浄化を試みましたが、予算の都合上、炭焼きが継続できなくなりました。そこで、任期後半は教育に力を入れ、郡教育課の協力を得て郡内の小学校を巡回したり、ビエンチャン市子ども文化センターで環境教育を行いました。ラオスの若者に経験を積ませることを考え、環境教育は大学生のボランティアと一緒に行いました。

Q2.どのようなところに活動の難しさを感じましたか?

現地語を一から覚えて活動をするというのは、異文化理解の上では有意義なことですが、隊員は限られた任期の中で結果を残さなければいけないわけで、活動をする上では大変なことと感じました。私の場合は職場に英語がわかる人がいたので、活動では英語を使っていました。大事な交渉の際は個人的に日本語の通訳をつけたりもしました。今思うと協力隊らしからぬ活動の仕方でしたが、活動自体はうまくいったので、それで良かったと思っています。

Q3.最も印象に残っていることはどんなことですか?

ある日、大勢のモン族の人たちがトラックに載せられて、配属先の郡役場へ突然やって来た時は本当に驚きました。任地であるビエンチャン市サイタニー郡が、タイから強制送還されてきたモン族の人たちの受け入れ先になっていたからです。かつて、ラオス内戦でタイへ逃れていたモン族の人たちが、今になってタイ政府からラオス政府へ引き渡されているという現実を知りました。郡内にはモン族の再定住村がいくつかあり、同僚にもモン族の人が何人かいます。

Q4.活動を通して学んだことは何ですか?

モン族の人たちから学んだことがあります。民族の誇りです。苦難の歴史、圧迫された生活状況にも負けず、モン族の人たちはラオスで民族の誇りを失わずに逞しく生きています。あるモン族の人は、若い人たちにこう言い続けているそうです。「例えラオス語で生活していても、例え名前をラオス風に変えても、あなたは絶対に忘れてはいけない。自分がモン族であるということを、忘れてはいけない」。

Q5.ボランティアを志す方々に一言お願いします!

現地でどんな活動ができるかは、その人が今までどんな経験をし、どんな知識や技術を習得してきたかにかかっていると思います。まずは本をたくさん読んだり、様々なことを経験して、見聞を広めて下さい。知識や技術や経験は、これから何をやるにしても絶対に無駄にはなりません。それから、協力隊の活動期間は限られていますので、協力隊に入って何をしたいのかということだけでなく、協力隊が終わってから何をしたいのかも常に思い描きながら、準備を進めるようにして下さい。

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新聞記事

ロールプレイ

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モン族の人たち

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自作の炭焼き窯

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小学校

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授業