人の温かさを感じながら活動しています!

2017年10月3日

職種:青少年活動
活動任地:アンバトランピ市役所

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私の任地のアンバトランピ市は、首都アンタナナリヴからタクシーブルース(乗り合いバス)で1時間半程度に位置する田舎町です。のどかな田園風景を見ながら市場から家に向かって徒歩で帰っていると、顔なじみの乗り合いタクシ—の運転手さんが「乗るか?」と声をかけて来ます。私は、いつも遠い活動場所に行くときに、そのタクシーブルースを利用しているため、その運転手は私のことを開いている席を埋める人として、持って来いな存在だと思っているようで、よく声をかけてきます。外国人の少ないアンバトンランピで市では、タクシーの運転手さんが、何も言わなくてもいつの間にか家の前でおろしてくれるようになり、運転手さんから他の人、大家さんから他の人、カウンターパートから他の人へと、私の家の場所が伝えられ、最終的には約束の時間になると家の前に迎えに来てくれる子たちも沢山います。そんなフレンドリーな大人たち、人懐っこい子供たちがいるとても魅力的な町です。

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青少年活動隊員として活動する私の一日は家の目の前にあるオテリー(ローカルなレストラン)で、沖縄の揚げ菓子「サーターアンダギー」に似た、「ムフボール」と呼ばれる1個200アリアリ(約7円)のドーナツを食べるところから始まります。そして、活動先である学校に向かい、食堂か家で昼食をとったあとは、カウンターパートのいる青年の家に向かいます。私の任地は、雨季は暑く(雨季と言っても湿度が高くないので蒸し暑くはない)、乾期は過ごしやすいのですが、昼間とは対照的に朝晩の気温は1、2度くらいまで冷え込むこともあるため、ペットボトルにお湯を入れて湯たんぽを作ってはペットボトルをへこませたり、そこらじゅうを歩く牛が落として行く糞から湯気がでているのを見ながら学校に行き、会った子供たちにそんなどうでもいいことを報告して笑ってもらったり、日本ではなかなか経験できないことばかりで、刺激的な毎日を過ごしています。

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学校ではマダガスカル人の先生たちと、3〜7歳くらいの子供たちにレクリエーション活動を行いながら授業を行います。3、4歳の子たちがうまくできるようになるため、年上の子たちが一生懸命教えてあげているところを見て微笑ましい気持ちになったり、3、4歳の子たちがお姉ちゃんお兄ちゃんのやっていることを真似しようと頑張って団子状態になっているのをマダガスカル人の先生と一緒に見て笑ったりしています。

お昼休憩に時間のゆとりがあるので、ついでに市場に買いものに行くことに決めています。マダガスカルはビスケットの袋やスナック菓子の袋を握りしめている子が多いのですが、生のにんじんをかじりながらうろうろしている子供の姿が可愛くて、その子に付いていけば怖がられて大泣きされ、いつもの野菜売りの人に「大丈夫だから」と慰められたり、そうかと思えば隣で野菜を買っている女性の抱えている赤ちゃんが私の髪の毛を掴み始めてお母さんが慌てたり、学校でも市場でも、どこでも自分の今までの感覚とは異なることが起きるマダガスカルは、毎日が驚きでとても充実しています。私が何より一番好きなマダガスカルの良いところは、年長者が赤の他人の子供でも面倒をみることです。子供が道を横断する時はタクシーの運転手さんも車から降りて一緒に渡ってあげたり、7歳くらいの子が遊ぶ時に弟妹を連れてきて、みんなで面倒を見る光景を見ると、上辺だけではない本当の人と人の繋がりがそこらじゅうにあることを感じます。

午後、家の前まで迎えに来てくれる子供たち、青年の家に行ってお菓子作りをすれば、手洗いは気にするようになったのに、出来上がったホットケーキをすでに字の書いてある模造紙の上に乗っけてしまう子供たち、市役所で啓発活動をやりたいと言えば協力して準備してくれる大人たち、啓発活動を始めれば、徐々に気分が盛り上がり自分のステージを作ってしまう保健ボランティアたち、授業中の生徒の可愛い姿を見て一緒に笑ってくれる先生たち、授業で使う道具を作りたいから、いらないものはないかと聞けば協力してくれる、大家さんやその家族などなど、いつでもどこでも人の温かさを感じられるところ、突っ込みどころ満載なところが、私にとってのマダガスカルの大きな魅力で、本当に来て良かったと思っています。

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