マラウイ警察音楽隊への楽器引渡式に大統領が臨席

2012年7月11日

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寒川大使とバンダ大統領

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マラウイ警察音楽隊

♪うさぎ追いし 彼の山 小鮒釣りし 彼の川 …♪ 童謡「ふるさと」のメロディーが流れるここは、ブランタイヤ(マラウイの商業都市)の大統領公邸。2012年7月3日、文化無償資金協力事業「マラウイ警察楽器整備計画」で贈与された楽器の引渡式がジョイス・バンダ大統領の臨席の下に挙行された。

華やかな制服を身に着けた音楽隊が日本とマラウイの国歌を演奏。警察庁長官、内務大臣に引き続き、日本を代表して寒川大使が挨拶の言葉を述べられた。「マラウイの法と秩序を守る警察の役割は大きい。今回の楽器提供により音楽隊の活動が促され、市民からの理解促進と警察官の意識が高まることが期待される。楽器を適切に維持管理してもらいたい。」

その後、日本の童謡「ふるさと」とマラウイの曲が演奏され、楽器が寒川大使よりバンダ大統領に引き渡された。最後にバンダ大統領から感謝の言葉が述べられたが、その中で思わぬエピソードが発覚した。実は、バンダ大統領のご尊父が、生前、警察音楽隊に所属しており、作曲もしていたとのこと。音楽隊が演奏したまさにその曲が、ご尊父と友人により作られたものであった。大統領も昔を思い出し、言葉に詰まる場面があった。

さらに、引渡式の終了後、同席していた警察庁長官から、中高等学校の学生の時、日本の青年海外協力隊から数学の授業を受けていたとの発言。ドーワ県の学校において1976年から2年間、モリカワという日本人が活躍していたとのこと。

元々、今回の引渡式での大統領出席は予定していなかったことであり、私たちが知らない経緯から予想もしていない方向に展開した。青年海外協力隊の件もあり、国際協力が長い歴史の中で動いていることを実感させられたひと時であった。