メディア・ツアーが大好評

2012年12月3日

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病院でインタビューを受ける隊員

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南ルクル橋での大臣取材

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メディア・ツアー参加者

マラウイではJICAの知名度は高いのですが、JICAが何をしているか、何をしようとしているか、については十分知られていません。そこで、新聞、テレビ、ラジオなどのメディアにJICA事業を紹介する「メディア・ツアー」を事務所が企画、11月18日から20日にかけて実施しました。技術協力プロジェクト、ボランティア派遣、無償資金協力案件の現場を訪問し、それぞれの事業概要とともにJICA活動の全体像を理解してもらうことが目的です。国営放送局であるマラウイ・テレビ、主要新聞社であるNation PublicationsとThe Daily Times、ラジオ局4社などから、計9名の記者やカメラマンが参加しました。

初日は、マラウイ北部の中心都市ムズズを拠点としている技術協力プロジェクト「持続可能な土地管理促進プロジェクト」を訪問。専門家とカウンターパートが事業内容を説明、その後、活動ベースの農業研究所を視察しました。有機肥料や土壌管理の大切さ、適切な肥料の選定そして普及のための手法を聞いた参加者は、マラウイの農作物生産性が大きく向上する可能性に驚いていました。

2日目はボランティア活動現場です。ムジンバ県立病院で5S活動を推進している島隊員、エンバングウェニという町の聴覚障がい者学校で縫製を指導している西浦隊員、同町でエイズ対策に取り組む辻隊員を続けて訪問しました。病院や学校のスタッフ、そしてコミュニティの人々と一緒になって働くボランティア活動が高く評価されました。メディアの一人は、自分がセカンダリースクールに在学している時に理数科を教える日本人ボランティアがいた、と教えてくれました。

最終日、完工した南ルクル橋を見学。この橋はムズズの北約100kmのところに日本の無償資金協力事業で建設されたものであり、この日は大統領を迎えての引渡式を予定していました。残念ながら急な事情により大統領の出席は中止となりましたが、マラウイ政府の運輸公共事業大臣と日本国大使がサイト訪問した機会を活用してインタビューが行われました。また、現地で生活しながら工事を終わらせた日本のコンサルタントと建設会社の方々との対話もあり、メディアからは目に見える支援とそれを実現した日本人に感謝が示されました。

今回のメディア・ツアーでは、活動現場を単に見てもらうのみでなく、JICAが有する援助スキームやその目的も説明しました。参加したメディアの理解も進んだものと確信されます。それに加え、JICA事業の理解とともに、日本人に対する信頼感や親近感が増した、との印象も聞かれました。なお、このツアーにより、持続可能な土地管理促進プロジェクトがラジオと新聞で紹介され、南ルクル橋の完工と聴覚障がい者学校の隊員活動がカラー写真入りの新聞記事となりました。