メディアツアーでJICA事業を紹介

2013年11月18日

【画像】

1日目 中規模灌漑開発プロジェクトサイト

【画像】

2日目 COVAMS2セミナーでの大臣インタビュー

【画像】

3日目 マラウイ国営放送局のボランティア

今年もJICA事業を紹介するため、メディアツアーを実施。11月4日から6日にかけてマラウイの南部地域で実施されている技術協力プロジェクト、無償資金協力事業、ボランティア事業の現場へ新聞、テレビ、ラジオのレポーターを案内した。新聞はThe NationとThe Daily Timesの主要2紙、テレビはマラウイ国営放送局(MBC)、ラジオは7割以上の国民が聴いているというZodiac社から参加。

初日の始めに訪問したのはデッザ県にあるブワンジェ・バレー灌漑施設。無償資金協力事業で建設され2008年からフル稼働している施設。取水工、沈砂池、幹水路などの構造物と800ヘクタールに及ぶ農地を見学。管理組合員から、米の生産量が年間4000トンを超えること、一部で乾季にメイズが栽培されていることなどが報告された。レポーターもマラウイで最大規模と言われる灌漑施設に高い関心を示していた。次の訪問先は中規模灌漑開発プロジェクトのパイロットサイト。マチンガ県のこのパイロットサイトでは、小さな河川から水を引く用水路を農民と協働で建設、メイズの2期作を可能にし、農民の収入向上に寄与している。3人の日本人専門家が受益農民に受け入られている様子にレポーターも満足。両事業を通じて日本の農業分野への支援が高く評価された。

2日目はチョロ県病院で働くボランティアを訪問。薬剤師と看護師の2名が、日本発の5S活動、薬剤倉庫管理などを指導。特に、「カイゼンノート」と命名したアイディア記入帳を作成し、病院スタッフの意識変化を促進。スタッフの提案から使用中の薬剤瓶がわかるようにラベルを設置することになり、薬剤の無駄がなくなったとのこと。日本からの若い女性ボランティアへのインタビューにも熱が入っていた。

同日の午後にはブランタイヤで開催された「シレ川中流域における農民による流域保全活動推進プロジェクト」(通称、COVAMS2プロジェクト)のセミナーに参加。プロジェクトの開始を公式に宣言するセミナーにマラウイ政府からは環境・気候変動担当大臣及び次官、日本側は在マラウイ臨時代理大使、JICAマラウイ事務所長が列席。さらに、支援対象地域からは首長や各村落の研修講師併せて400名を超える人数が参加した。この模様は、早速、翌日の新聞に掲載された。

最終日はマラウイ国営放送局(MBC)に勤務するボランティアとナンジリリ地区に無償資金協力事業で建設されたコミュニティ中等学校を視察。レポーターは、同業種で技術指導する日本の青年に大変好感を持った。また、視察した中等学校と同様な施設がすでに6校分完成し、さらに17校が日本の支援により全国に建設される計画であることを知り、中等教育における日本の貢献を称賛した。

今回のメディアツアーは、参加したレポーターに対して様々なJICA事業を紹介しただけでなく、そこで働く日本人を理解してもらう機会を提供できた。今後、JICAの事業を正しく積極的にメディアで発信してくれることを参加者に望むものであるが、それだけではなく、彼らが日本人の良きサポーターになってくれるものと期待したい。