マラウイ観光促進に向けた「ホテル&ロッジガイド」制作

2014年3月26日

氏名:鈴木紀子
職種:観光業
隊次:24年度1次隊
配属先:観光局
出身地:神奈川県

私の配属先である観光省Ministry of Tourism & Cultureは、観光開発と観光振興を目的に設立されました。観光はマラウイのかかげる成長開発戦略 Malawi Growth and Development Strategyのひとつにもあげられ、外貨獲得や雇用創出等、国レベルでの振興が期待されている分野のひとつです。

私の所属する観光局マーケティング部は、観光促進を目的とした国内外にむけた観光プロモーションが主要業務であり、そのなかで私は業務支援となるべく、訴求力の高いDVDやパンフレット、ウェブサイト、デジタルフォトライブラリー制作を行ってきました。

今回「ホテル&ロッジガイド」制作を提案するに至ったきっかけは、マラウイのホテルやロッジは、数では他のアフリカ観光大国に比べて少ないものの、環境をいかした個性的で魅力的ものが点在しているのに関わらず、観光客に向けての情報発信が上手く行われていない状況にあったからです。観光省の把握していた情報も更新が滞っていました。そこで私はマラウイを訪れる観光客のために魅力的なホテルやロッジを調査し、その情報をひとつにまとめ、オンライン上で公開することで観光促進に役立てたいと考えました。

また、この調査を行うにあたり、観光省の地方オフィスで働くオフィサー達の協力を得て、共に調査を行うことで、今まで難しかった地方と中央の連携が強められたらという思いと、そして各地で観光業に携わる人々に直接話を伺うことで、マラウイの観光が抱える問題点を共有し、観光改善のきっかけにしたいという二つの期待も込めてこの調査をスタートしました。

この調査は日程的にも予算的にも限りがあり、スケジュールは非常に厳しいものでしたが、休日を返上して調査に同行してくれた地方オフィサーや、多忙な中マラウイが抱える観光の問題点を熱心に話してくれたロッジのオーナーにも数多く会うことができ、情報収集以上の成果を得られたように思います。

調査は無事に終了し、現在は調査結果を踏まえて、厳選したホテルやロッジを掲載したガイドブックを製作中です。完成後はオンラインマガジンとしてマラウイ観光省の公式ホームページより無料配信する予定です。このオンラインマガジンという案は、マラウイの乏しい資源と厳しい印刷状況、そして完成品配布の難しさという問題点を踏まえ提案しました。昨年、南アフリカへの任国外出張にて参加できたアフリカ最大の観光会議INDABAにおいて、ICTの波は確実にアフリカにも届いており、ペーパーレスの時代に突入していることを実感しました。この経験をヒントに、マラウイにも紙媒体のパンフレットではない、オンラインマガジンが必要であると、初の試みに挑戦することとなりました。マラウイのホテルとロッジの魅力が詰まった一冊が、マラウイを訪れる観光客にお役に立てること、そしてこの一冊が観光促進の一助となれるように願っています。

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ブランタイヤの観光案内所にて

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リロングウェ市内でのロッジ調査