中規模灌漑開発プロジェクトが最終報告会を開催

2014年5月29日

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パイロット地区での稲作の様子

5月8日、マラウイ国「中規模灌漑開発プロジェクト(MIDP)」の3年間のプロジェクト期間終了に伴い、最終報告会が開催されました。

国土の20%を淡水湖が占め、湿地帯も豊富にあるマラウイですが、農業は天水に頼っています。灌漑施設が導入可能な土地は40万ヘクタールあるとされていますが、現在灌漑されているのは7万4千ヘクタールのみで、これら灌漑農地の半分以上は大規模プランテーションが所有しています。このような状況を受けて、マラウイ政府は2011年からJICAの技術協力を受けて南部ムランジェ県と東部マチンガ県をパイロット地区として、MIDPを実施してきました。

MIDPの主な特徴は、農民、灌漑技師および農業普及員が研修を受けながら直接灌漑施設の建設・運営管理に関わる事により灌漑建設・維持管理の能力を身に着けることと、低コストで農民自身が実施できる技術を採用していることです。これによって農民自身が灌漑施設の建設作業に積極的に参加することが可能になり、3つのパイロットサイトでそれぞれ約50ha前後の中規模灌漑施設の建設および修復を行いました。

MIDPの活動を通じて、案件対象地区の灌漑技師、農業普及員や農民が灌漑建設・維持管理の実践に役立つ知識と技術を身に付けることができました。本プロジェクトの成功を受けて、マラウイ政府と日本政府はMIDPを他の地域でも展開していくことに合意しました。