ボランティアレポート「二人三脚で栄養失調改善に取り組め!!」

2014年10月24日

氏名:池口あゆみ
隊次:平成24年度4次隊
職種:栄養士
配属先:ドーワ県病院
出身地:宮崎県

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地域ボランティア対象のトレーニングにて浮腫の計測方法を指導

2013年3月にマラウイに到着し、早1年と半年が過ぎようとしています。私は、日本で栄養士として老人ホームに5年間、病院に1年半勤めた後、マラウイへやってきました。が…マラウイで栄養問題と言えば、慢性疾患も増えてはいますが、やっぱり母子・乳幼児栄養。マラウイの乳幼児死亡率(出生時から満1歳に達する日までに死亡する確率)は、5歳未満児死亡率は世界でワースト30位の発展途上国です(2010年のデータ)。配属先病院の小児病棟で初めて見た栄養失調児。テレビで見た世界が自分の目の前で現実に起こっていました。状態が非常に重くなってからの入院だった為、数日後にその子は病院で亡くなりました。その後も同様のケースに直面し、早期予防の重要性を痛感しました。

そんな中出会ったのがCMAMという保健省の運営する地域栄養失調改善プログラムです。先輩栄養士隊員から情報を得、現地栄養士がCMAMトレーニングに誘ってくれ、現地スタッフに交じり一から学びました。"郷に入っては郷に従え"。各コミュニティーで栄養教育と共に12歳以下の子供と妊婦・授乳婦の栄養アセスメントを行い、スクリーニング。該当者をそれぞれのプログラムに登録し、栄養補助食品を配布しながらフォローアップするというシステム。しかし、トレーニングを受け、現場で実践しているにもかかわらず、しっかりプロセスを把握できているスタッフは少なく、地域ヘルスセンターへの監査に現地栄養士と同行すると、多くのミスが…!!間違ったプログラムに登録されている子供や、体重の変動があきらかにおかしい、計測ミス等々。配属先の県病院で実施されている方も然り。やるべきことがここにある!!現地栄養士と共に二人三脚での指導が始まりました。

県病院の方はほぼ毎週チェックできる為、改善が見られますが、問題はヘルスセンター。四半期に一度の監査に加え、UNICEFやWFPも監査を行っており、そちらにも同行させてもらう機会がありました。前回、さらに前々回の監査からあまり改善が見られないと、監査レポートを書きながら嘆く現地栄養士。監査時には、指摘されたことに対して、「はい、次回までには!!」と言ってくれるのに、なかなか結果が出ない。それでも、一つ一つ丁寧に、互いの指導法を参考にし、出来るだけ分かりやすく解説しています。また、宿題として練習問題を配ってみることにしました。監査終了後すぐに取りかかってくれたスタッフもいました。諦めず、少しずつでも前に進めるよう、任期終了まで現地スタッフと共に奮闘し切ります!!!!

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地域ヘルスセンターでの監査の様子