メディアツアー開催、洪水被災地への支援状況を視察

2015年3月17日

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南部チクワワ県の避難民キャンプ

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ヘルスセンターに配布された毛布と寝台マット

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青少年更生施設でけん玉を教える隊員(児童は近隣の小学生)

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インタヴューに答えるシニアボランティア

現地メディア関係者へJICA事業の理解を促進するため、2月28日から3月3日にかけてJICAマラウイ事務所はメディアツアーを開催しました。今回は1月上旬に発生したマラウイ南部地域の洪水被災現場を訪問先に加え、日本政府がJICAを通じて供与した救援物資の使用状況を視察しました。悪路走行の必要性から4輪駆動車での移動が条件となるため、新聞社(The Nation)からレポーター1名、マラウイ国営放送局(MBC)からレポーターとカメラマンの2名と参加人数を抑えましたが、有意義な機会を提供できました。

日本政府が供与した緊急援助物資はドーム型テント180帳、毛布(2種)900枚、寝台マット900枚、ビニールシート40枚です。これらの物資は1月27日にリロングウェ市のカムズ国際空港までJICAにより空輸され、その後UNICEFを通じて被災地拠点となっている県病院や県社会福祉部署へと陸送されました。視察した数か所の拠点では、救援物資が被災した村落の小学校やヘルスセンターに送られている状況が確認され、マラウイ側関係者から日本政府の迅速な対応に感謝の意が表されました。特に、長引く浸水が原因となりコレラの蔓延する地区が発生したため、その患者への対応に役立ったとの言葉が印象的でした。

メディアツアーでは無償資金協力事業であるリロングウェ中等教員養成校の建設現場とマラウイ南部で活躍するボランティアも訪問しました。マチンガ県病院、同県にある教師訓練センター、ムペンバ青少年更生施設に勤務する青年海外協力隊員3名は、昨年の10月、共に着任したメンバーです。現在約5ヶ月が経過したところですが、現地に馴染んでいる様子がメディア関係者にも伝わり、非常に好評でした。ブランタイヤ農業開発局で家畜飼育を指導している西田シニアボランティアは、一行をモデル農家に招待し、普及員と農家に信頼されている姿を見せてくれました。

参加したメディア関係者は、このツアーを通じてJICAのミッションと実際の活動を理解できたとのことであり、また、現場でマラウイ人とともに働く日本人に接することができ大変うれしかったと語ってくれました。メディアツアーの数日後には、被災地で撮影した救援状況が国営放送局で放映され、無償資金協力事業やボランティア活動も新聞で紹介されました。