最終活動成果報告会の開催「都市計画・開発計画にかかる人材育成強化プロジェクト」

2015年3月18日

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開会のスピーチ(JICAマラウイ事務所 徳橋所長)

去る2015年3月5日、「都市計画・開発計画にかかる人材育成強化プロジェクト」の2年3ヵ月に渡るプロジェクト活動の終了に伴い、リロングウェ市役所にてプロジェクトの最終成果報告会としてJCC会議(注)を開催しました。

本プロジェクトはリロングウェ市の都市計画・開発管理の能力強化を目的に2012年11月から始まり、長期専門家と短期ベースで派遣されたコンサルタント専門家、神戸市役所からの都市経営専門家などで構成され、民間/行政のそれぞれの特性を活かしながら実施されてきました。マラウイの首都リロングウェ市は2030年には人口が160万人に達すると見込まれ(2008年68万人)、今後の都市化に対応するための都市づくり、開発管理が求められています。プロジェクトでは都市計画・開発管理の人材育成、開発ガイドラインの作成など、市計画開発局をメインカウンターパートとし、土地・住宅省、運輸・公共事業省、マラウイ住宅供給公社などの関係機関も巻き込んで活動、市の開発許可システムの改善やGISの研修などにも取り組みました。また、都市計画実務のパイロット事業として市当局者と協働で土木工事(歩道整備)の計画から発注・施工管理までを実施しました。

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パイロット事業として実施した歩道整備工事

JCC会議では、本プロジェクトの位置づけや目的についてリロングウェ市役所カメラ計画・開発局局長より改めて説明された後、後藤チーフ・アドバイザーからこれまでのプロジェクトの成果について説明がありました。会議の終わりには、プロジェクトの成果の活かし方や日本人専門家が去った後の方針などに関する議論が行われ、リロングウェ市役所における人材不足に対する問題等について活発な議論が行われました。会議の中で、カメラ計画・開発局局長からは、「本プロジェクトは終了するが、プロジェクトの中で得られた知識や成果を実際の業務へ活かしてゆかなくてはならない。リロングウェ市の開発行政の新たなスタートラインとして位置づけるべきである」と力強いコメントがありました。

本プロジェクトは2年3ヵ月という期間でしたが、より良い都市計画、都市行政を実現・変革してゆくためには長い年月がかかります。本プロジェクトで得た知識や経験がリロングウェ市役所により今後も活用されるものと期待されます。

(注)JCC:Joint Coordination Committee=合同調整委員会