ボランティアレポート「ARTクリニックで活動−マラウイでの看護師の役割−」

2015年5月29日

名前:西村 美沙緒
隊次:平成25年度1次隊
職種:看護師
配属先:カロンガ県病院
出身地:福岡県

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診察を待っている患者の方々

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バイタル測定と記録

私は看護師としてマラウイ北部のカロンガ県病院にあるART(抗レトロウイルス療法)クリニックを拠点として活動しています。カロンガ県の人口は約30万人、HIV感染率は9%(マラウイ国内は約10%)と推定されています。ここのARTクリニックにはHTC(HIV検査とカウンセリング)、TB(結核)オフィスが併設されており、互いに連携しながら医療サービスを提供しています。

ARTクリニックには毎日200〜300人近くの患者が押し寄せてきます。ボランティアは現地では看護師として注射や吸引などの医療的侵襲行為を行う事はできません。けれども医療者が圧倒的に不足しているこの国の医療現場における看護師の役割は大きいと感じます。クリニックでは患者の状態をアセスメントし、治療を開始するかどうかの診断や処方を看護師も行います。コミュニティナースや助産師も含めて、彼らの専門的技術は私自身も学ぶ事が沢山あります。一方、日本では他職種との医療連携や調整などのコーディネート役割を看護師が行う事も多々あるのですが、マラウイでは“〇〇コーディネーター”と名の付く役職は多いけれど連携となるとなかなか難しいように感じます。だからこそボランティア看護師としての活動を通じて、より多くの患者が“適切な時期に適切な医療を受けられる”よう様々な部署や職種との連携を図っていきたいと思い日々活動しています。