ボランティアレポート「食べること、健康であること」

2015年6月1日

名前:本間 あずさ
隊次:平成25年度2次隊
職種:公衆衛生
配属先:ムジンバ県南部病院ジェンダセンター
出身地:新潟県

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Under 5クリニックでの健康教育

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母親へのクッキングデモンストレーション

配属先のヘルスセンター及びそのヘルスセンターが管轄する地域にあるヘルスポストにて定期的に実施される5歳未満児健診(Under 5クリニック)が私の主な活動の場です。U/5クリニックでは、同僚であるヘルスワーカーが子どもの成長のモニタリング、健康教育、予防接種を5歳未満児とその母親に行います。私はその中で「乳幼児の栄養」に重点をおいて活動を行っています。

U/5クリニックを訪れるクライアントは多く、ヘルスワーカーは目の前の作業をこなすことに必死で成長モニタリングでの栄養失調児の適切なスクリーニングやアドバイスがなされていません。スクリーニングに必要なツールはすぐに使用できる所に保管されておらず、上位組織である県病院からツールを入手する所からのスタートでした。クリニックで一緒に業務をする中、「この子の体重、ずっと横ばいだけど…」「この子の場合はどうすればいいかな?」と私からヘルスワーカー達に声をかけ続けると、最近ではスクリーニングでの異常に気づいて自分から私へ伝えてくれる同僚が出るようになりました。しかし、まだごく一部のスタッフで、多くの人はその日の担当業務に左右されているのが現状です。また母親への健康教育といっても、口頭のみで伝えるものが中心となっており、効果的な教育の場となっていません。そこで、教材を用いながらの健康教育を促したり、クッキングデモンストレーションを通した栄養教育を行ったりしています。

加えて、U/5クリニック以外の場でも栄養指導を行っています。活動当初に行った母親へのニーズ調査では、幸せと感じる主要因が食べ物であり、もしもお金を拾ったらほしいものの1位が食べ物でした。マラウイの人々の食事は主食のシマ(トウモロコシの粉をお湯で煉ったもの)とおかず1品が主流で、人々はシマが大好きです。おかず1品もその多くは野菜(トマトと葉野菜が主)または豆。栄養の偏りが顕著であり、特にタンパク質が摂取不足です。肉などは費用の面から考えてもなかなか食べられるものではありません。そこでタンパク質が豊富なマラウイでも手に入る食品の紹介をしたり、手間がかからずコストもかからない果樹の栽培促進を行ったりしています。栄養指導後は、参加した母親からU/5クリニックの場にて報告をしてもらうようにしています。

時間はかかりますが、少しずつ乳幼児の栄養が改善され、健康な毎日を過ごすことにつながる実がなるよう、残り半年もできることをコツコツやっていきます。