JICAオフィシャルサポーター高橋尚子さんマラウイ訪問(1)−理学療法士隊員の活動現場視察

2015年7月31日

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協力隊員の活動を視察する高橋尚子さん

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職業訓練校で縫製実習を見学

JICAオフィシャルサポーターである高橋尚子さんが、7月8日から12日の間、マラウイを訪問されました。到着翌日の9日、高橋尚子さん一行は、首都リロングウェにあるカムズ中央病院を視察、そこで理学療法士として活動する矢倉厚子青年海外協力隊員の現場を見学しました。

午後1時30分に一行は到着、矢倉隊員と病院スタッフが出迎え、そのまま隊員が勤務する病棟へ。矢倉隊員の活動説明を受けながら、高橋尚子さんは病院スタッフや患者と話し合う時間を持ち、マラウイの治療の現状を見る機会を得ることになりました。その後、イギリスのNGOである「500miles」が病院内で運営する身体障がい者向け福祉用具製造ユニットを見学、障がい者の自立を支援することの大切さと難しさに触れました。特に、スポーツ用の義肢装具については、技術はあるものの材料の調達が困難なため製作していないとの説明を受け、マラウイの障がい者がスポーツに参加することへの課題を知りました。

カムズ中央病院を後にした高橋尚子さん一行は、矢倉隊員とともにマラウイ障がい者協議会が運営するリロングウェ職業訓練校を訪問しました。ここでは、美容、縫製、木工、コンピューター技術、会計などの分野で毎年約70名が学んでいます。現在、生徒の半数は授業料を支払う健常者となっていますが、障がい者は授業料が免除され学校内にある寮に住むことができるため、全国から入学の応募があるとのことです。車イスに座りながらコンピューター操作の授業を受ける男子学生や化粧や髪結いを学ぶ笑顔の絶えない女子学生達と交わり、高橋尚子さんはマラウイ人が自慢するアフリカの温かい心「Warm Heart of Africa」を実感したようです。「スポーツは、国籍、性別、年齢、障がいの有無に拘らず、誰にでも楽しめるもの」と語る高橋尚子さんからはその熱い心が学生に伝わったものと思われます。訪問の終わりには、同行した矢倉隊員へねぎらいと励ましの言葉をかけていただきました。

なお、今回の高橋尚子さんのマラウイ訪問は、三菱商事が主催する障がい者スポーツ支援プログラム『DREAM AS ONE.』が、月刊「ソトコト」を発行する木楽舎の主催するスマイル アフリカ プロジェクトと協力し実現したものです。