OJTレポート「第2回 Ndinapita ku mwera!(南部出張に行ってきました!)」

2015年9月30日

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ブランタイアのKFC。グローバル化の象徴か。

こんにちは。マラウイ事務所の後藤です。マラウイでのOJT期間も半分が経過しました。先日まで2週間、出張のためブランタイヤという首都リロングウェの南に位置する、マラウイで最も発展している都市におりました。このブランタイヤにはなんと、マラウイ唯一のケンタッキーフライドチキンがあるのです。毎日の電気や水の供給が不安定な中、このような先進国の企業の進出もあり、マラウイは日々変化しているのかもしれません。

シレ川中流域における農民による流域保全活動推進プロジェクト

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畝を等高線に沿って立てることにより、土壌の流出を防ぎ収穫量を増やすことができます(線2)。

ブランタイヤでは「シレ川中流域における農民による流域保全活動推進プロジェクト(COVAMSII)」というプロジェクトに配属されておりました。森林伐採が甚だしいマラウイでは、水を吸収する木が少なく土壌の保水力がありません。その結果、土壌がシレ川に流入し水力発電の発電力の低下や洪水被害の増加を招きます。以上のような問題を防ぎ農業に必要な土壌の流出を防ぐべく、等高線栽培や植林、ガリ(土壌の流れをせき止めるもの)建設等の技術普及をしているのがこのCOVAMSプロジェクトです。

プロジェクトが終了した後も現地の政府や農民によってこの取り組みが継続するような仕組み作りがCOVAMSの目標なのですが、そう簡単には進みません。そもそもその技術の成果を疑う人、お金がもらえないなら働かないという人、豊作になるとむしろ盗まれてしまうと言う人。参加しない理由は人それぞれです。しかしそれはマラウイ人が怠惰であるというのではなく、文化の違いや保守的な国民性、援助に慣れてしまい、無くなったらもらえるという感覚を育ててしまった援助する側にも責任はあるのだと思います。普及する技術と普及の方法を理解してもらうことの難しさと、そのために奮闘するプロジェクトチームの姿に鼓舞された2週間でした。

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左の写真はブランタイヤからリロングウェに帰るときに撮ったものです。矢印の先、地面に一本の線が走っています。これはマラウイとモザンビークの国境だそうです。つまり写真に写っているお家はモザンビークのお家です。この近くには賑やかなマーケットがあり、そこではマラウイ人とモザンビーク人が売り買いをしています。国境を越えて互いの言葉を使い合い交流する姿は、日本人の私にとって不思議かつなんだか羨ましい光景でした。

OJTも後半戦に突入しました。日々新しいことと出会い、またそれらと向き合えるのは今しかないのだということを忘れず、残りの期間を大切に過ごしたいと思います。次回のOJTレポートは青年海外協力隊の活動を紹介します。ぜひご一読ください。