共に歩んだ3ヶ月、ムジンバ運動会開催

2014年2月13日

名前:佐久間崇文
隊次:平成23年度3次隊
職種:青少年活動
配属先:ムジンバ県青年課
出身県:岐阜県

2013年11月16日、マラウイ北部の都市、ムジンバにて小・中学生対象に青年海外協力隊員が企画した運動会が開催されました。ムジンバ県内から全5校、計130人の生徒が参加する運動会となりました。

マラウイの学校教育の問題点として、運動会や合唱コンクールなどの特別活動が少なく、目標やゴールに向かって努力する機会がとても少ないということが挙げられます。結果として、大人になっても彼らの中で目的意識がなく、計画性がないということが、隊員間でも話題に挙がっていました。そんなマラウイの子供たちに「目標を持って努力することの大切さ」を伝えたいという想いのもと、ムジンバ運動会はスタートしました。

大会までの3ヶ月間は練習期間として、隊員が担当校を訪問し、本番に向けて練習を重ねました。競技は、大縄飛び、むかで競争、玉いれ、リレーとマラウイに馴染みのないものが多く、初めて挑戦する競技に子供たちは興味津々でした。とはいえここはマラウイです。子供たちの大好きなスポーツにも関わらず、決定したメンバーが集まらない、無断欠席をするなどの問題が続々と発生します。それでも積極的に参加し、自らリーダーシップを取る子供達も現われ、その姿にこちらが励まされました。

そして、いよいよ本番当日です。各校ごとに決められた色の鉢巻を締め、ラジオ体操からスタートです。子供たちは初めての運動会に緊張した面持ちでしたが、毎回学校に赴いて子供たちを指導していた隊員のほうが緊張していたようにも見えました。

結果は、カムテルウェ小学校が総合優勝!優勝した子供たちだけでなく、他の学校の子供たちも充実した表情を見せ、順位に関わらず喜んでいる姿が印象的でした。また、私の担当したレア小学校では、むかで競争の練習に力を入れたこともあり、本番でも見事1位になることができました。1位になり、大喜びする子供達を見ていると、日々の練習の成果が結果につながっており、そのことが子供達にも伝わっているんだなと思いました。

今回の運動会は、「目標を持って努力することの大切さ」を伝えたいという想いで始まりましたが、それが子供たちの中でどこまで伝わったのかは未知数です。しかし、子供たちの頑張りや喜んでいる姿を見ていると、彼らが1つのことをやりきったという成功体験・達成経験をさせてあげることができたのではないかと思います。私が担当していた生徒に書いてもらった作文の中でこんな1文がありました。「 We wanted to be No1, but as fast as we did, we were No 2, that was cool!」きっと子供達にとって記憶に残る運動会になったのだと思います。

最後になりましたが、ご支援いただいた方々に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

【画像】

むかで競争で走る子供たち

【画像】

優勝して喜ぶカムテルウェ小学校の児童