Nasawa Technical Collegeでの活動

2014年2月13日

氏名 柏村達也
隊次 23年度4次隊
職種 自動車整備
配属先 Nasawa technical college
出身県 茨城県

私は今、マラウイ初の自動二輪整備科で教師として活動している。まだ二輪車はマラウイではあまり普及していない。しかし近隣のアフリカ諸国では二輪車の需要が急増している。そのためマラウイでも二輪車の需要が今後増えると見込まれ、この学科が3年前から始まった。

私は日本で特に二輪車専門で整備をやってきたわけでもないし、人にものを教えた経験があるわけでもない。しかし、そんな私でも最近生徒たちから「you are the best teacher!」という褒め言葉を頂いた。その理由を聞いてみると、時間通りに始まり、終わるということ。あとは丁寧でわかりやすいとのことだ。本心かどうかは分からないが有り難く、そして嬉しい言葉だった。

ほかの先生の授業はというと、遅く始まり早く終わったり、時間割通りに行われないため何もしていない時間が非常に多くなってしまう。時には本を手渡されて「ノートに写しておいて」その言葉だけで終わってしまうこともあるとのこと。そもそも私は学校で他の先生達が全員揃っていることを見たことがない。

授業では生徒たちに対し、考える力が身に付くように、と考えている。マラウイの人たちは考えることが得意ではないため、なんでも最初から答えを求めようとしてしまう。簡単な計算でも電卓を使い、分からないところはわかる人がやる。しかしそれでは整備士として成長することは難しい。マニュアルがなければ整備できない。それではこの国ではやっていけない。構造を見て、理解し、どのように作動するのか、道理を理解することが必要だからだ。

通常授業ではできるだけ分かりやすく、想像しやすいものにしようと考えている。彼らの体験と被るような例え話をしてみたり、体を使ってみたりと工夫している。逆に実習授業ではあまり口を出さず、危険があるような部分だけ重点的に教えるようにして、間違いから学べるようにしている。

しかし、日本とマラウイの人たちの体験の違いで失敗することもあった。例えば、日本人の高校卒業くらいの年であれば大体の人はギア付きの自転車に乗ったことがある。しかしマラウイではクラスに一人もいない。この違いを知らずに変速機について説明してしまい、理解が得られなかったことがある。

授業以外では教室や事務所などの5S活動にも取り組んだ。できるだけ自分達の力で何とかして欲しかったため物やお金などは与えず、元から学校にあった廃材を使い溶接の練習を兼ねて棚やゴミ箱を作成。今は口うるさく整理整頓を呼びかけている。

工具や部品、教材などないものばかりだが、あと残り少しの任期、出来ることを確実にこなして、生徒達や先生達の将来に少しでも役立つ活動にしていこうと思う。

【画像】

完成した棚

【画像】

授業の様子