ボランティアレポート「その場に合った方法で農業をより活発に」

2014年5月13日

名前:杉田 かなえ
隊次:平成24年度1次隊
職種:野菜栽培
配属先:ンペンバ青少年更生施設
出身県:兵庫県

【写真】

配属先の生徒たちと

赴任してすぐの頃、これから2年間どのように活動を展開していけばいいのだろうか、と畑の脇に座って、ぼーっと考えました。

その結論が「こだわらないけど、あきらめない。」です。

私の配属先は、罪を犯した子どもやストリートチルドレンなど7歳から14歳の少年少女が収容されている青少年更生施設で、約半年から2年間この施設内で過ごします。

活動内容は、野菜栽培技術向上、養鶏管理、農産物販売による収入向上、職業訓練として農業実習を実施するなど配属先内の農業関係全般に関わっています。その中でも特に力を入れているのが農業実習で、私は野菜栽培の実習補助を行っています。実習は週に2回実施していましたが、先生が他の用事で忙しかったり、イベントが入り授業がなくなったりして、開始3か月ほどでなくなってしまいました。週2回の実習にこだわりすぎると続かない。でも、子どもたちに農業実習を経験してほしい。

そこで、農業をしたい子どもを対象に農業クラブを作り、子ども達にそれぞれ場所を与え、空いている時間に畑で作業してもらうことにしました。栽培管理を頑張った子どもは積極的に褒め、ルールを守れない子どもには道具や種を貸さないなど厳しく指導しました。

自分の考えやひとつの方法にこだわり過ぎると、なかなか先に進みません。ですが、そこであきらめず、これがダメなら次はこっち、と様々な方法を試すことが、結局は近道になっていました。農業クラブの場合は、子ども達が野菜栽培を自主的に行うようになり、以前より野菜を食べる機会も増えました。それに伴って先生も農業教育に協力的になり始め、今では農業クラブに加え週3回の農業実習が行われるようになりました。

今後、私が出来ることは、子どもと先生のやる気をさらに伸ばすことです。現在、農業実習の教科書を作成しており、理論と実践の両方を学べるように工夫しています。

「まぁ、いいか。」「もう、いいや。」と思ったことは何度もありましたが、それでもあきらめず頑張ろうと思えたのは、マラウイ人の持っている見えない力のおかげだと思います。子どもの笑顔や思いやりの言葉が私のガソリンでした。

今日もガソリン満タン。アクセル全開走りきります。

【画像】

農作業の様子