ボランティアレポート「小さな変化が大きな自信に!カゾンバ小学校初となるオープンデー開催!」

2016年4月4日

氏名:椎木睦美
隊次:平成26年度2次隊
職種:青少年活動
配属先:ムジンバ県カゾンバ小学校
出身地:山口県

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迫力ある伝統ダンス(インゴマ)の披露

「農繁期には生徒が家事や農作業に駆り出されて学校の欠席や遅刻が多くなるんだ」。同僚のこの言葉が全てのはじまりだった。県の中心街から約10キロ離れたところに位置するカゾンバ小学校。生徒の家庭の多くが農家として生計を立てており、子どもたちは勉強の傍ら、農作業を手伝うことが当たり前になっている。「スクールオープンデーを開催してみたらどう?」日本の文化祭や運動会のように、父兄が子どもを参観する機会を設けることで、学校の問題や教育の重要性を周知できるかもしれない。そう考え、私は同僚に声をかけた。イベント実施となれば準備や資金集めは大変だ。しかし、学校側にとっても教員のマネジメント力、演技披露を通じて生徒の自尊心の向上に繋がると期待したのだ。「責任者をするからサポートしてほしい」。そう声をかけられたのは翌日のこと。そこから少しずつ小さな変化が現れはじめた。今まで12時には帰宅していた先生たちが、自ら放課後生徒を集めての演技指導。コミュニティから講師を招き練習する伝統ダンス、父兄が集まっての会場設営…気づけば学校だけでなく、地域全体を巻き込んだイベント開催へと変わっていたのだ。そして2月26日。生徒は招待客を目の前に緊張しながらも堂々と演技を披露。たくさんの父兄や地域の方に見守られながら、カゾンバ小学校初となる「スクールオープンデー」は、トヨタマラウイ、カンサイ・プラスコンの企業協賛のもと、大盛況で幕を閉じた。イベントを支えてきた同僚たちも「今日は記念すべき日になった」と興奮冷め止まぬ様子で話し、活き活きとしていた。イベント終了後のワークショップでは反省点や改善策について激しく議論を交わす。「次回開催にむけて…」その言葉を耳にした時、私は彼らの小さな変化に気がついた。それは、真剣に取り組んだからこそ得られる「達成感」が与えた、大きな自信だった。「彼らにしかできないことがここにある。だからこそ、彼らを頼り、互いに支え合いながら、失敗を恐れず挑戦していくことが大切だ」。そう私は実感した。小さな変化の積み重ねは人をそれだけ成長させ、自信へと繋げてくれる。彼らと一緒だからこそ変化を恐れることもない。私はこれからも、そんな彼らと歩調を合わせながら歩み続けようと決意した。私たちの新たな可能性に向かって。

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大好きな同僚たちとの集合写真