ボランティアレポート「改めて気付かされた自分の役割」

2018年1月18日

名前:木原 悠希
隊次:2016年度2次隊
職種:栄養士
配属先:マチンガ県病院
出身地:福岡県北九州市

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任地リウォンデを流れるシレ川。乾期には野生のカバも見ることができる

私は2016年10月より、マラウイ共和国南部、マチンガ県リウォンデにある県病院に栄養士として派遣されています。リウォンデはマラウイの首都・リロングウェから南東約240kmの場所に位置し、町の側をマラウイ最大の河川であるシレ川が流れています。街の中心地から約10km離れた場所には国立公園もあり、自然が豊かなところです。

赴任して約1年。一般社団法人協力隊を育てる会が企画する、協力隊活動現地「視察の旅」を利用して、11月下旬、妹がマラウイへ来てくれました。妹と会うのも約1年ぶり。長距離の移動で疲れているようでしたが、無事に到着したときはとても安心しました。
マラウイを訪問するにあたり、リアルな生活が見たいというのが妹の希望でした。妹自身も国際協力に大変興味があるとのことだったので、その希望に応えるべく滞在期間中はずっと任地で過ごし、配属先での栄養失調児の改善プログラムやマラウイの医療現場の実状、コミュニティでのクッキングデモンストレーションなど普段の活動に同行してもらい、さらに火熾しや停電・断水、手洗いでの洗濯などの日常生活も体験してもらいました。

妹にとっては日本の病院に比べてマラウイの病院が劣悪な環境であることや、職業倫理の違い、貧富の格差など、想像していた以上に日本と異なっていることに大変戸惑い、驚きの連続だったようです。また、国際協力に興味があるだけに、他団体の寄付によるたくさんの薬剤や物品とその不十分な管理方法を目の当たりにして、寄付や国際協力とは何なのかを考えるきっかけになったとのことでした。

私にとっては日常の光景になってしまっていたことが、妹の視点で病院を見てもらったおかげで、改めて自分自身が行っている活動を振り返るきっかけとなりました。
栄養改善活動には食物が十分になければ行うことはできません。しかしながら、栄養改善プログラムに参加する母子や患者の大半は家庭が貧しく、それが十分ではないため寄付による食物に頼らざるを得ない状況にあります。栄養改善の基本は家庭内の生活にあるだけに、単に栄養状態を見るだけでなく、患者の生活習慣にまで踏み込んだ栄養改善活動が必要不可欠です。今後も引き続き、病院スタッフと協力して患者の生活状況が少しでも向上できるよう、活動していきたいと志を新たにしました。

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初めてのシマ作りに挑戦!

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同僚と共にヘルストークを行う。自作の6つの食品群のポスターを用いて説明。