ボランティアレポート「初めてのマラウイで感じたこと」

2018年9月18日

名前:河上 彩
隊次:2018年度1次隊
職種:理学療法士
配属先:ムズズ中央病院
出身地:石川県河北郡

7月9日に日本を出発し、初めてのアフリカ、初めてのマラウイに来てもう1ヶ月が経ちました。まだマラウイという国を知らなかった時、アフリカに対して持っていた漠然としたイメージと、実際に自分がこちらに住んでみた印象は随分と違うものでした。

こちらに来てみて驚いたのが、マラウイアンの温かさです。マラウイはアフリカでもThe Warm heart of Africaと呼ばれているのは知っていましたが、1ヶ月足らずのこの期間でも、それを感じる出来事が多々ありました。
道に迷っている姿を見かけると声をかけてくれその場まで案内してくれたり、語学力不足で何をどう言ったらいいかわからない私の話を根気強く聞いてくれたり。また、同県出身のOVに紹介していただいたマラウイアンは、本当に家族のようにわたしを受け入れてくれました。活動先の視察でもマラウイアンの温かさを感じることは多々ありました。マラウイの患者さんは、外来・入院ともに必ず家族が付き添い、リハビリテーションの様子もとても熱心に見ています。患者さんが1人で動作を出来ない時は、必ず家族が介助している姿を見かけます。
人・モノの不足でそうしなければならない状況にあるという解釈もできますが、日本では「家族に迷惑をかけるなら施設にでも入りたい」という人もいる中で、頼り・頼られることが当たり前に出来る彼らを羨ましくも思います。

しかし一方で、日常的に目にする色々な格差に驚く場面も多々あります。きっちりとしたスーツを着て歩いている人の隣で物乞いをしている人がいたり、自家用車を持っていて毎週リハビリテーションに通える人もいれば医療機関へのアクセスの悪さや金銭的問題で必要な医療・ケアを受けられていない人がいたり。マラウイ、またアフリカに限ったことではないかもしれませんが、実際にこのような格差を目にすると「何だ、何でだ」とどう言ったらいいのかわからない気持ちになってしまいます。

これから任地へ赴任し、本格的に活動が始まる中で、時間、モノ、人、金をはじめ、様々なものに対する価値観の違いに、多くの驚きと戸惑いを感じることになると思います。良し悪しの判断ではなく、違いとして受け入れながらマラウイから学び、マラウイとマラウイアンの力になれるよう、この国のことをもっと知っていきたいと感じています。

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チャンボという魚とハ・ナナと鶏肉の煮物

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現地での研修期間中の様子 語学の先生と同期隊員