ボランティアレポート「私、環境教育隊員としてマラウイにいます。」

2018年9月18日

名前:吉永 沙季
隊次:2018年度1次隊
職種:環境教育
配属先:リロングウェ水公社
出身地:静岡県磐田市

2ヶ月間の派遣前訓練を終え、ついにアフリカ、マラウイの大地に降り立ちました。私は、JICAボランティアに参加する前、日本で治山ダムの建設、森林の間伐、森林環境教育等の林業分野に携わっていました。

空から見えるマラウイの大地は、全体的に赤茶色で、ところどころ雑木林のような塊が見え、緑一面に覆われた日本の森林とは全く異なりました。

インフラが十分に整備されていないマラウイでは、木材から炭をつくり、火を起こして料理をつくり、体を洗う水を沸かすなど、生活に森林がなくてはならない存在となっています。

これから、マラウイの赤い大地で過ごす中で、人々が森林を始めとする自然環境に対しどのような思いがあるのか、どのように共生しているのか、自分の目で見て学ぶことが楽しみの1つとなっています。

首都リロングウェを歩いてみると、赤茶色の道が続き、大きなビルや繁華街は少なく感じます。街の中にはワニが生息するリロングウェ川が流れ、森林に覆われた自然保護区も存在します。夜になればハイエナが道路を横断するなど、日本では見られない環境が広がっています。

しかし、自然と共に暮らす街中では、青いビニール袋や紙ゴミがたくさん落ちているのが見受けられます。ゴミ箱はまだ見かけていません。ミニバスで移動中、隣に座っていた子連れの母親が、車窓から外へゴミをポイ捨てする場面にも遭遇しました。環境教育隊員としてこのようなことについ目がいってしまいます。

さて、派遣されて約1ヶ月が経ちましたが、とても嬉しい発見がありました。マラウイは「The warm heart of Africa(アフリカの温かい心)」と呼ばれており、マラウイの国民たちはとても優しく、温かい心で接してくれます。私も、この「おもてなし」を受けて、早速実感していますし、到着後に接見したマラウイ政府の方だけでなく、たまたま乗ったタクシーの運転手さんも、マラウイの国民性を誇らしげに話してくれました。マラウイの人々がこれを誇りに思い、意識していることがマラウイの平和に繋がっているのではないかと非常に感動しました。

これからも、感覚を研ぎ澄ましてマラウイの街を観察し、人々が大切にしていることや美しいと思うものを感じ取りつつ、環境に関する諸問題に取り組んでいければと思います。

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飛行機から見たマラウイの大地

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生活に欠かせない木材資源