マラウイ国無償資金協力:「第三次中等学校改善計画」完工式典の実施

2019年1月25日

2018年11月8日、中西部教育管区に位置するカベケレコミュニティ中等学校にて、国際協力機構(JICA)の協力のもと改修・増築された中等学校(日本の高等学校相当)の完工式典が、教育科学技術省により実施されました。

マラウイは世界最貧国の一つで、純就学率(当該学齢期全人口に対する就学者数)は初等(義務教育・無償・8年間)では92%を超えるにもかかわらず、中等教育(4年間・有償)は学校数が足りないため、15%しかありません。また、椅子や机、実験器具などのモノだけではなく、特に地方では劣悪な住環境を理由に有資格教員が着任しないなど、教育の質も課題となっています。

そのため、JICAではこれまで3度の無償資金協力を通じ、計23校、132教室を増築・改善、クラス定員に合わせた机・椅子の供与を実施、受入生徒数を計6,700名増加させました。教室以外にも、実験棟(実験器具を含む)や図書館、都市部ではPTA・生徒集会用の多目的ホール、地方部では教員住宅を建設することで、量・質共にマラウイの中等学校の学習環境改善に貢献しています。

本事業により、対象学校における教室不足の解消・クラス定員数の改善を通じた学習環境の改善を図り、もって対象地における中等学校の質及びアクセスの改善に寄与し、国の発展に資する人材が輩出されることが期待されます。

【画像】

記念式典:生徒によるパフォーマンス

【画像】

式典前の校内視察の様子。理科実験室では実験器具を使った授業が受けられるようになったことによる変化を大臣が生徒に質問する場面も。

案件基礎情報

国名

マラウイ共和国

案件名

第三次中等学校改善計画(The project for Reconstruction and Expansion of Selected Community Day Secondary Schools and Conventional Secondary Schools Phase 3)

実施期間

EN/GA締結:2013年3月 供与限度額17.56億円

建設期間

2014年6月~2017年5月

実施機関

教育科学技術省

対象地域

マラウイ国5教育管区(北部・中西部・中東部・南東部・シレ高地)

【画像】

具体的事業内容

1)土木工事、機器調達

  • 土木工事:教室(11校、78教室)、管理棟、図書室、理科実験室、トイレ、多目的ホール(都市部)、教員住宅(地方部)
  • 什器:机、椅子、書棚、理科実験器具等

2)コンサルティング・サービス

詳細設計、入札補助、施工監理