物故隊員12名の慰霊祭を執り行いました

2019年12月4日

2019年11月20日、柳沢香枝在マラウイ特命全権大使とカサイラ外務・国際協力大臣がリロングウェにある隊員連絡所を訪問され、ボランティア班スタッフと首都隊員の参列のもと物故隊員の慰霊祭を執り行いました。

マラウイでは1972年以降、12名の隊員が派遣中に交通事故やマラリアにより亡くなっています。木藤所長の開会の辞に始まり、不幸にして、任期中に命を落とした12名の隊員(23歳から30歳)を偲びました。大臣、大使から順に慰霊碑へ献花・線香を手向け、全員で黙祷をささげ、最後にカサイラ大臣から哀悼の言葉をいただきました。会は終始しめやかに進行し、家族や友人のいる祖国に戻ることができなかった若い12人の無念に思いを致し、安全に健康に任期を全うすることが隊員の一番の使命であると再認識した会となりました。

今回、柳沢大使のお取り計らいにより、初めてマラウイ国の大臣が参列する形での慰霊祭が実現しました。カサイラ大臣はかつて理数科隊員の授業を受けられた経験があり、協力隊に縁の深い大臣です。TICAD7で訪日された際にかつての隊員との再会が実現し、日本の新聞でも報道されました。マラウイでは半年に一度の安全対策協議会時に、全隊員参加の慰霊祭を執り行い、安全・健康第一、全員無事に日本に帰ることを再確認する場としています。

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カサイラ大臣による献花

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柳沢大使による献花

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現在の首都隊員8名がカサイラ大臣へ自己紹介を行いました