遠隔でのABEイニシアティブ帰国報告会の実施!

2020年8月27日

2020年8月21日、マラウイABEイニシアティブ帰国生による遠隔での帰国報告会が開催されました。

ABEイニシアティブ(アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ:African Business Education Initiative for Youth)は、アフリカの産業人材育成と日本企業のアフリカビジネスをサポートする「水先案内人」の育成を目的として、アフリカの若者を日本に招き、日本の大学での修士号取得と日本企業でのインターンシップの機会を提供するプログラムです。

マラウイからは、2015年から2020年8月現在までにABEイニシアティブを通じて累計25名の留学生を送り出してきました。今回帰国報告を行ったのは、2017年から2年間日本に留学し、2020年3月に修士号を取得した8名のABEイニシアティブ帰国生です。(うち1名が日本でインターンシップ実施中、もう1名が博士号取得中。)

今回の帰国報告会では、帰国生8名とその上長、マラウイ事務所に加え、JICAアフリカ部、JICA国内機関担当者等、マラウイでのABEイニシアティブに関わる幅広い関係者が出席しました。それぞれの帰国留学生から、日本での研究生活や日常生活、また今後の展望について発表があり、日本での充実した生活がうかがえました。広島大学に留学し、日本の学習塾でインターンを経験したLeah Anganire Burnett Msukwaさんは、インターン先と連携してマラウイで日本語教育を普及したいと述べました。

質疑応答の場では活発な意見交換が行われ、森林関係の帰国生の発表に対し、教育省関係者が質問を行う等、帰国留学生にとっても新たな気付きを得られる機会となりました。また、マラウイ政府の代表として参加した森林・天然資源省の副部長であるMicheal Makonombera氏からは、ABEイニシアティブ帰国留学生の役割として日本とマラウイの両国を繋ぐ重要な役割であり、日本で学んだことを忘れないようにしてほしいという発言がありました。

マラウイ事務所では、帰国報告会等の機会を有効活用し、ABEイニシアティブをはじめとする留学生事業を盛り上げていく予定です。

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帰国報告会の様子

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日本での学生生活(研究に取り組むTiyamike Lizzie SALANJIRAさん:北海道大学)

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日本での学生生活(水道会社見学中のKenford Aeron Banda LUWEYAさん:東京農工大学)