パームオイル工場の排水処理高度化に向けて

2016年6月2日

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廃水をシリンダーで汲み取り、検査する様子

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アクアレータが設置された好気処理池で大阪工業大学・古崎准教授(中央)の説明を聞く研修参加者

マレーシアのパームオイルや関連製品は、輸出額第二位を占める基幹産業の一つです。世界市場でも2004年から2014年までに消費量が倍増しました。一方で、国際的な環境世論の高まりを受け、同国ではパームオイル工場の排水基準値強化が検討されております。
こうした状況の中、阪神動力機械(株)は、「中小企業海外展開支援事業〜普及実証事業〜」を通じ、パームオイル工場の排水処理高度化と資源の循環利用に取り組んでいます。同社の製品アクアレータ(注)と東洋スクリーン工業(株)のスクリーン装置、関西産業(株)のスラッジ炭化装置を従来の排水処理工程に導入し、放流水を新基準値以下に維持することが目標です。
機材の本格的な稼働に先立ち、3月23、24日に、マレーシアパームオイル委員会の協力の下、大阪工業大学の古崎准教授を講師に迎え、同委員会やパームオイル関連企業のエンジニア17名に、本事業により改善される活性汚泥法による排水処理研修が実施されました。今回の研修が効果的な排水処理に役立てられることが期待されます。

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(注)阪神動力機械(株)のアクアレータは微細な空気の泡を送り出し水に溶け込ませる「曝気」と、強力な水流を発生させ水槽を効率的に「撹拌」する機能を兼ね備えた装置です。