初歩レベルを超える− KAIZEN−TQM第三国研修

2017年9月13日

【画像】

研修に参加する研修員

「研修員の多くはカイゼンが何を意味するかを大体理解しています。しかし、初歩的レベルのカイゼンを超えることは、研修員だけでなく、マレーシアでも大変です。これができないと、カイゼンを持続できず、本当の生産性向上は望めません。」 研修実施機関であるMPCのアティ講師は、マレーシア企業でのOJTにあたってその意義を強調しました。

同講師によると、カイゼンを理解して実行することと、これを維持させて、継続した生産性の向上をとげることは別のレベルのことだそうです。マレーシアの企業でも、多くの企業はカイゼンによる整理整頓レベルの効果が現れると、更に継続的に努力を続けることをやめてしまうそうです。このような企業の努力を維持させるために、MPCはマレーシアで様々な工夫をしており、そのうちのひとつが指導、つまり、企業のカイゼン活動を評価することです。

この第三国研修では、カイゼンの基礎的講義を受けた後に、アフリカ各国でカイゼンを推進している研修員は、マレーシアの自動車パーツ製造企業へ行き、この指導を実際に体験します。今回は、研修員はMPCからカイゼンの認証を受けている自動車パーツの製造企業へ行きました。この企業は一定のレベルのカイゼンを達成しているので、更なるカイゼンのポイントを探すのは簡単ではありません。研修員はさらに厳しい目で現場を見る必要があります。

「カイゼンをつくった日本人にとってはこのようなことは普通なのでしょうが、これこそが、マレーシアやアフリカでは訓練して身につけなければならないことなのです。」同講師の言葉です。

MPCはこのOJT講座を通じて、研修員に基礎的な整理整頓レベルを超えた、持続的なカイゼンができる考え方を養ってほしいと願っています。この土台ができると、他の認証などを取るなど、さらに発展させることは容易になるそうです。

一般的に言って研修員は研修の中で情報収集に関心がむかいがちで、講義のノートなどを集めることにはとても熱心です。もちろんMPCもこのような知識の獲得も支援していますが、この第三国研修については、MPCは単なる知識の寄せ集めでなく、ある種の行動規範のようなものを研修員に得てほしいそうです。

 研修概要
研修案件名 第三国研修 アフリカ諸国向けKAIZEN−TQMを通じた生産性強化
実施場所 プタリン・ジャヤ、セランゴール州
実施機関 マレーシア生産性公社 (MPC)
窓口機関 マレーシア外務省
研修期間 2017年8月13日〜26日
(21日間)
研修員 16名9か国(カメルーン、ガーナ、ケニア、セネガル、ザンビア、タンザニア、ボツワナ、ナイジェリア、マラウイ)