帰国研修員の活躍-被災者のための心理的ケア-

2019年1月24日

JICAのマレーシア国別研修「LEP2.0被災者のための心理的ケア」に保健省から本邦研修に参加した帰国研修員をファシリテーターとした「被災者への心理的サポート」と題するセミナーが、JICA研修帰国同窓会とマレーシア科学技術省化学局の共催で1月17日に行われました。

この本邦研修に参加した帰国研修員のメンバーは本邦研修期間でも稀に見る意欲の高さを視察先やコースリーダーから評価いただいていましたが、帰国後も精力的に活動しています。
この帰国研修員たちは所属先の病院や州保健局等で紹介を行っただけでなく、州での公開セミナー、保健省本省、災害管理局でのセミナーをこれまでにも開催しています。

このセミナーでは、セミナー後に各人がすぐに実施できそうな指の運動、簡単な絵に塗り絵していくアートセラピー、2人がペアになって行う深呼吸によるリラクセーション方法などの実践的な演習も行われ、52名の会場全体が一丸となっていました。化学局の参加者からは、学んだことをぜひ実践して行きたい、とのコメントも聞かれました。

化学局は、局内に心理的サポートの担当を中央および地方に置き、時に応じて保健省傘下の地域保健センターへの支援も行っている意欲的な部局で、心理的サポートに関する協力を今後更に進めたい、としてこのセミナーを企画しました。

マレーシアでは気に留められていなかった被災後の心のケアについて、日本では真剣に取り組まれており、これを日本から学んだ自分たちは啓発する使命を負っている、と何度も帰国研修員の方は強調していました。今後も教育省等へのセミナーを検討しているようです。皆さんの更なる活躍が期待されます。

なお、この国別研修は、東方政策第二波(Look East Policy 2nd wave, LEP 2.0)研修の一つであり、LEP2.0として年間15コース程度の本邦研修をマレーシア政府とのコストシェアで実施しています。

【画像】

アートセラピーの演習

【画像】

会場を巻き込んだ演習