バングラデシュ・ダッカ襲撃テロ事件から1年を迎えて

2017年6月30日

1年前の2016年7月1日(現地時間)に発生した「ダッカ襲撃テロ事件」によって、JICAの調査業務に従事されていたコンサルタントの方7名がお亡くなりになり、1名が負傷されました。たいへんに痛ましい事件であり、強い憤りを禁じ得ません。

被害に遭われた方々が従事されていた、都市交通事業の事前調査は、バングラデシュが切実に必要としているもので、たいへん意義の大きい案件でした。これらのコンサルタントの方々は、この調査業務以外にもこれまでもJICAと共に途上国の発展に貢献し、またこれからも貢献されることが期待されていた方々でした。同じ志をもって国際協力に尽力されていた大切な方々を亡くし痛恨の思いです。

事件から1年を迎え改めて、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆さまに心よりお悔み申し上げます。

また、同じ事件で犠牲になられた、イタリア、米国、インド、バングラデシュの方々に哀悼の意を表します。

日々、世界のどこかでテロ事件が発生し、国際環境は益々厳しさを増しています。JICAは、そのような環境を踏まえ、国際協力に従事される方々の安全確保に万全を期すべく、組織体制の強化、安全対策・テロ対策に関する研修の実施をはじめとして、国際協力事業安全対策会議の最終報告書(2016年8月30日)に示された安全対策強化に向けた措置を一つ一つ実施してきております。

今後も、途上国の発展に向けた協力を通じて、自由で平和かつ豊かな世界の実現に取り組んでまいります。その際、国際協力に従事される方々の安全を最優先に、その確保に最大限、努めていく決意です。

国際協力機構(JICA)
理事長 北岡伸一