「全国空港保安設備整備計画」によるミャンマー初の爆発物検査装置をヤンゴン国際空港に設置

2014年8月26日

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「全国空港保安設備整備計画」の一環でミャンマー初の爆発物検査装置がヤンゴン国際空港に3台、マンダレー国際空港に2台設置されるに伴い、8月26日、ヤンゴン国際空港にて、爆発物検知装置設置の式典が開催されました。本事業は、航空分野における安全性の向上を目的として2013年3月22日に12.33億円を限度額とする無償資金協力の贈与契約が調印されています。

ミャンマーにおける航空需要は年々増加しており、今後経済発展に伴い更に航空分野の重要性が高まることが確実となっていますが、ミャンマーの空港においては、航空機の安全運航に必要な航空保安施設やテロ等を防ぐための空港セキュリティ機材の整備は大きく遅れています。特に、同国の地方空港の多くは未だ十分な無線施設を持たず、低精度の計器飛行や目視による有視界飛行による運航が行われ、天候の急変等の事態に対応することができず、また、セキュリティ検査についても、一部の地方空港では爆発物の検査機材が設置されていない等、検査体制が十分ではありません。

本事業では、今回の爆発物検査装置に続き、2015年2月にかけて、ミャンマーの主要空港(ヤンゴン、マンダレー、ニャンウー、ヘーホー、タンダウェおよびダウェー)に、ICAO(注)の安全基準を満たすため、方位・距離情報標識施設や各種航空灯火、通信制御装置等、航空交通の安全性向上に関する機材ならびに消防車両、X線検査装置が設置される予定です。本事業により、航空輸送の安全性および信頼性が向上するとともに、効率的な航空路の設定により、域内の航空交通量増加への対応が可能となることが期待されます。

今般の設置式典には、ミャンマー側からは航空局長等、日本側からは事業実施を請け負う日本企業各社幹部、在緬日本大使館の前田書記官、JICA事務所長の田中雅彦等、また両国メディア関係者が出席しました。式典に出席した両国関係者からは、航空輸送の安全性及び信頼性の向上について期待が表明されました。

(注)ICAO:International Civil Aviation Organization(国際民間航空機関)