ニャンウー空港にて「全国空港保安設備整備計画」の引き渡し式典を開催

2015年2月27日

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2月27日、「全国空港保安設備整備計画」の引き渡し式典がニャンウー空港にて開催されました。ミャンマー随一の観光地であるバガンの入り口であるニャンウー空港には、飛行機の位置を測定し、安全航行を可能にするVHF全方向レンジ・距離測定装置(DVOR/DME)が整備され、ジン・ヨウ運輸副大臣、樋口建史特命全権大使等によりテープカットが行われました。また、式典後、本事業によりニャンウー空港に設置された初期消防車両やX線検査装置を視察しました。本事業は、航空分野における安全性の向上を目的として2013年3月22日に12.33億円を限度額とする無償資金協力の贈与契約が調印されました。

ミャンマーにおける航空需要は年々増加しており、2013年に約350万人だったヤンゴン空港の旅客数は2014年には420万人以上に達しています。今後経済発展に伴い更に航空分野の重要性が高まることが確実となっていますが、ミャンマーの空港においては、航空機の安全運航に必要な航空保安施設やテロ等を防ぐための空港セキュリティ機材の整備は大きく遅れていました。特に、同国の地方空港の多くは未だ十分な無線施設を持たず、低精度の計器飛行や目視による有視界飛行による運航が行われ、天候の急変等の事態に対応することができず、また、セキュリティ検査についても、一部の地方空港では爆発物の検査機材が設置されていない等、検査体制が十分ではありませんでした。

本事業では、2013年3月の贈与契約調印以降、請負業者の選定等の過程を経て、ミャンマーの主要空港(ヤンゴン、マンダレー、ニャンウー、ヘホー、タンダウェおよびダウェー)にICAOの安全基準を満たすため、VHF全方向レンジ・距離測定装置(DVOR/DME)、飛行方式設計システム、各種航空灯火、通信制御装置等、航空交通の安全性向上に関する機材ならびに消防車両、X線検査装置が設置されました。本事業により、航空輸送の安全性および信頼性が向上するとともに、効率的な航空路の設定により、域内の航空交通量増加への対応が可能となることが期待されます。