国際協力機構(JICA)ミャンマー医学教育強化プロジェクトの開始式典

2016年1月13日

JICAは、ミャンマーにおける医科大学の研究・臨床技術・教育に係る能力強化のための技術協力プロジェクト「医学教育強化プロジェクト(The Project for Enhancement of Medical Education:通称PEME)」を2015年4月に開始しました。

本プロジェクトは保健省保健人材開発管理局(Department of Health Professional Resource Development and Management, Ministry of Health)を実施機関として、日本の六大学(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学)の協力を得て、ミャンマーの四医科大学(ヤンゴン第一医科大学、マンダレー医科大学、ヤンゴン第二医科大学、マグウエー医科大学)の若手医師大学教員を対象に日本での長期・短期研修を実施しています。

具体的には、微生物学や生化学等の基礎医学の研究・教育能力強化のために、4年間の長期研修として上記六大学の博士課程に12名を受入れています。また、臨床医学に関しては、分野横断的技術である画像診断技術の向上のために放射線科や病理診断等の研修、及び、救急医療の向上のために救急科や麻酔科等の研修を実施し、プロジェクト期間を通じて計50名以上の専門医・技術者を日本にて指導訓練します。これらを通じて、ミャンマーの医科大学における研究・臨床技術・教育のキャパシティーが強化されることを目標としています。

本プロジェクトの本格始動を祝し、ヤンゴン第一医科大学(University of Medicine 1, Yangon:UM1)にて2016年1月13日に開始式典が行われ、約130名の医学教育関係者が出席しました。保健大臣の代理として、保健人材開発管理局長のProf. Dr. Nwe Nwe Ooが祝辞を述べ、本プロジェクトの意義や日本への謝意が語られるとともに、短期研修を終えたミャンマー人医師が研修報告を行い日本での研修の意義を強調しました。また、同式典後半に、熊本大学エイズ研究センター長松下修三教授、長崎大学病理学福岡順也教授が最新の研究成果に基づく基調講演を行い、講演を踏まえた参加者との質疑応答ではミャンマーの今後の医学教育のあり方について深い示唆を与えるディスカッションがなされました。

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第一列:保健人材開発管理局長、WHO駐緬代表、
ヤンゴン第一医科大学長、第二医科大学長、マンダレー医科大学長、マグウェー医科大学長、看護大学長他

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祝辞を述べる保健人材開発管理局長